庭のデッドスペースに安くておしゃれな小屋をDIYしたら…… まるでお城のような仕上がりに「すごぉぉ~い!」「とんでもなくかわいい大物が」
庭のデッドスペースに、まるでお城のような小屋を作っていく様子がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で1万7000回以上再生され、「すげー! お城だ!」「すごい! おとぎの国みたい」といったコメントが寄せられています。 【動画】完成したお城
築50年の中古住宅をセルフリノベーション
動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「DIY nico channel」。投稿主のnicoさんは夫婦で島に引っ越し、築50年の中古住宅を購入。セルフリノベーションやDIYを行い、その様子を同チャンネルに投稿しています。 以前は押し入れを夢のような読書スペースに作り替える様子を見せてくれたnicoさん。今回は庭のデッドスペースにとある小屋を作っていくようです。
庭のデッドスペースに鶏小屋を作っていく
今回は以前作った簡易木塀を利用しつつ、「低予算」にこだわって前々から作りたかったという鶏小屋を作っていきます。暇さえあれば素材や造りについて考え、たくさん落書きをしながら構想を練ったという念願の鶏小屋は、どんな形になるのでしょうか? まずは小屋の下となる部分に、害獣侵入対策用の金網を張っていきます。床の部分は木材やコンクリートなどさまざまな選択肢がありますが、今回の鶏小屋の床にはこのまま土を使用。 その後コンクリートブロックで基礎(もどき)を作り、昔購入してずっと寝かせていたといういい感じのボルトをなんちゃってアンカーとしてモルタルで埋めていきます。 そして購入してきた安価な木材や残置物の角材を使って、小屋のベースを作り。木材を使った小屋は『3匹の子豚』でいうところの2番目の子豚の家で、耐久性には少々の難があるかもしれません。しかしあくまで“鶏小屋”として、とにかく「安価で済むこと」を念頭に置いて作業を進めてます。 その後もどんどん木材を組んでは留めていき、小屋のベースが完成しました。この後は壁を張る作業へ。 事前の構想では、シンプルな四角い形にして北欧風のおしゃれな色を塗ったり、イギリス風で屋根もこだわったりとさまざまなデザインを考えたものの、どれも理想に近付けようとするとかなりの出費が見込まれ断念。そのため検討の結果、今回作っている形になったのだとか。 そんな話をしながら、ベースに次から次へと壁を張っていきます。今回は全て野地板で作るため、劣化したり腐ったりすることもあるだろうと予想しつつ、きっとなんとかなるだろうと楽観的なnicoさん。 というのもセルフリノベーションやDIYを通じて、木材、金属、コンクリート、セメントなど、どんな素材でも必ず劣化することを学んだのだそうです。 プロは劣化を遅らせる加工技術を使ったり、劣化しづらい素材を使ったりするけれど、自分で物を作るのであれば劣化を受け入れ、劣化が激しくなったらそのたびに補強するのもまた一興だとの持論を語りました。 今回の鶏小屋も穴が開いたなら塞ぎ、欠けたのなら埋めるという覚悟のもとで作っているとのこと。壁を張り終わったら、小屋の中に産卵箱を作っていきます。 小屋がある程度形になってきたところで、廃材や残り物で窓を作ることに。ちょっとくたびれた、本当に廃材で作ったような小屋をイメージしているのだそうです。 そこで壁に“くたびれた感じ”が出そうな茶色の防腐剤を塗り、扉を作っていきます。扉も質素な感じに作っていくものの、ヒンジはオシャレなものを使い、ドアノブにも一工夫。 ここで取り出したのは、以前はトイレについていたというドアノブです。レトロな雰囲気ではあるものの仕組みが興味深く、何かに使おうと取っておいた一品に樹脂粘土を貼り付け、『不思議の国のアリス』に登場するドアノブの形を再現。金色に塗装してから取り付けると……小屋は一気にかわいらしい雰囲気になりました。 その後も黙々とドア周りや屋根に板を張っていき、足りなくなってしまった木材を買い足したり、煙突をつけたりとどんどん作業を進めていきます。そして昔作った鶏小屋の扉をサイドに取り付け、扉を開けなくても外から餌をあげられるダイレクト給餌システムを作り、ついに念願の鶏小屋が完成したのでした。 完成した小屋に鶏を入れてみると、砂浴びをしたり餌をついばんだりと、くつろいで過ごせているようです。今はまだ1羽しか卵を産んでいないけれど、いずれ卵を買わなくてもいいようになったらいいな、と語るnicoさんなのでした。 なお何かしらの方法で怪しい隙間を埋める、小屋の中にもっと土を盛る、小屋の横を柵で囲ってお散歩スペースを作るなど、少しずつ手を加えていこうとこの先の展望も。詳しい工程が気になる方は、動画をチェックしてみてくださいね。