王会長と小久保監督のサインボールを手にポーズを決める神戸弘陵高・村上（撮影・永田浩）

　ソフトバンクからドラフト1位指名を受けた兵庫・神戸弘陵高の村上泰斗投手（17）が、ドラフト会議から一夜明けた25日、神戸市の同校で指名あいさつを受けた。最速152キロ右腕は「（指名されて）ほっとした気持ちが強いけど、ここから新たなスタートとして頑張りたい」と意気込んだ。 ■中学までは捕手、村上泰斗ってこんな選手 　永井智浩編成育成本部長と稲嶺誉担当スカウトが、小久保裕紀監督と王貞治会長のサインが入ったボールなどを贈った。永井本部長は「高校生としてはしっかりしている印象。ストレートの質も高いし、コントロールも良い。僕らはゆっくり時間をかけて育てたいなとは思うんですけど、ゲームに入ってくると、しっかり結果を出してくると思うので、現場の方がちょっと使いたくなるようなピッチャーなんじゃないかなとは思います」と早期デビューも期待した。 　ドラフト直後、村上のもとには400～500件の連絡があったといい、「まだあまり実感は湧かないんですけど、ドラフト1位という立場の大きさを感じる」と一晩で集まった注目を実感している。ソフトバンクで話を聞いてみたい選手には、26歳年の離れた和田毅の名前を挙げた。「左右は違うんですけど、あれだけの数字が出てるということは、普段から取り組まれていることが違うんだろうなと思うので、やっぱりそういうところを参考に話を聞かせていただきたい」。ベテランの背中を見て、チームの柱になることを誓った。 【#OTTOホークス情報】