駆け込み狙う? 年末の犯罪 「偽サイト」「偽アカウント」に注意 見抜くポイントは 【#みんなのギモン】
■公式のプレゼントに乗っかり…偽アカウントがDMで別サイトへ誘導
最近はふるさと納税をPRするSNS上にも偽物が出ています。 鹿児島県にある肝付町では、インスタグラムで牛肉や黒豚など今年の返礼品を紹介していますが、今月、偽アカウントがあることが住民からの情報提供で発覚しました。 公式アカウントは、アカウント名が「kimotsuki_town」と間に「_(アンダーバー)」が入りますが、偽物は「kimotsuki._town」「kimotsuki.town」など「.(ドット)」と「_」が組み合わさっていたり、「.」だけが間に入っているなどの違いがありました。 公式アカウントでは、毎月フォロワー10人にカレーや牛丼の特産品をプレゼントしているそうで、これに偽物も乗っかったかたちで、偽アカウントをフォローした人には「プレゼントに当選しましたよ」とダイレクトメッセージが届き、そのダイレクトメッセージに記載されたURLなどから別のサイトに誘導されていき、結果としてクレジットカードの番号が要求されるそうです。 公式だと当たった人に名前、住所、電話番号を聞くことがあってもクレジットカードの番号を聞くことはないので注意が必要です。 実際、クレジットカードの番号を入力した人もいたそうですが、おかしいと気づいてカードの方を止めたため、今のところ被害者は出てないそうです。
詐欺などに詳しいジャーナリストの多田文明さんに話を聞いたところ、これまではふるさと納税の偽サイトを作り、そこに申し込みをさせてお金をだまし取る手口などが多かったそうですが、最近はSNS上に偽アカウントを作って、そこで個人情報を得て、それを材料にして詐欺行為が始まるケースが目立ってきているそうです。 盗み取られた個人情報は闇サイトなどで売買され、それが被害につながる。なので、大事なのはとにかくクレジット情報が盗まれないようにすることです。偽アカウントを見破るのが一番いいですが、せめてカード情報を入力段階で不自然な点がないか今一度立ち止まる。そして、事後になりますけど、利用明細をしっかり確認して、不審な点がもしあったらカード会社に連絡することも大切です。