ガソリンの給油方法は「定額給油」と「満タン給油」どちらがお得?夫と私で意見が割れているので、それぞれの燃費を教えてください!
定額給油と満タン給油では、どちらがお得なのか夫婦で意見が分かれる場合もあるでしょう。車の燃費は、車両重量に影響するといわれており、満タン給油をするとその分の重さが増え、車両重量が大きくなり燃費が悪くなる可能性があります。 そこで今回は、定額給油と満タン給油についての説明や、給油料と燃費の関係性を解説します。実際にどれくらい燃費に影響するのかも試算しているため、参考にしてください。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
ガソリンの「定額給油」と「満タン給油」とは?
ガソリンの給油方法には、おもに定額給油と満タン給油の2つがあります。定額給油とは、ガソリンの量や金額を設定して給油する方法です。20リットルのみを入れたい場合や2000円分のみを入れたい場合に利用するとよいでしょう。 一方で、満タン給油はタンクの空き容量いっぱいに給油する方法です。定額給油と満タン給油では、給油時に支払うガソリン代の金額が異なります。2024年11月5日時点のレギュラーガソリンの店頭価格は、全国平均で174.5円です。 例えば、満タンで50リットル入った場合のガソリン代は8725円ですが、20リットルにした場合は3490円となり、給油時に支払う金額を5000円ほどおさえられるでしょう。
給油量と燃費の関係性
車の燃費は車の重量に影響するといわれています。例えば、車に100キログラムの荷物を積んでいる場合、3%程度燃費が悪くなるようです。そのため、環境省は燃費をよくしたい場合は、できるだけ無駄な荷物をおろすことを推奨しています。 このように車両重量が燃費に影響するのであれば、ガソリンを満タンにすると燃費が悪くなる可能性があります。そのため、満タン給油の方が重量が大きくなるため、燃費が悪くなるといわれているようです。
定額給油と満タン給油の燃費比較
最大で50リットルのタンクで、定額給油「20リットル」と満タン給油「50リットル」の場合で燃費を比較します。ガソリン1リットルの重量を0.75キログラムとした場合の、双方の重量は以下の通りです。 ・定額給油の場合(20リットル):15キログラム ・満タン給油の場合(50リットル):37.5キログラム ・ガソリンの重量の差分:22.5キログラム 「燃費は100キログラムで3%悪くなる」と仮定した場合、22.5キログラム増量すると約0.7%燃費が悪くなります。約20キログラム程度の差では、燃費に大きな影響はなさそうです。