“新記録”ラッシュ!6区野村昭夢・7区佐藤圭汰ら区間新が4つ 青山学院大が大会新でV8【各記録一覧】
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日往路、3日復路) 青山学院大学が2年連続8回目の総合優勝を飾った第101回箱根駅伝。今大会でたくさんの『新記録』が生まれました。 【画像】9区城西大・桜井優我選手が区間賞 まずは、各校のエースが集う2区。ここまで第97回大会で記録した東京国際大のイエゴン・ヴィンセント選手の1時間5分49秒が区間記録でしたが、中継所で14位でタスキを受け取った東京国際大のリチャード・エティーリ選手(2年)が12人抜きで快走。1時間5分31秒で区間記録を18秒更新しました。それだけでなく、創価大の吉田響選手(4年)が1時間5分43秒、青山学院大の黒田朝日選手(3年)が1時間5分44秒。一度に3選手が区間新記録を達成しました。 箱根の山を上る5区では、それまで首位を守り続けてきた中央大を青山学院大・若林宏樹選手(4年)が45秒差をひっくり返し、トップに躍り出ました。そのまま快走をつづけ、往路のフィニッシュテープを切りました。記録は1時間9分11秒で区間新記録を樹立しました。 さらに青山学院大は6区の野村昭夢選手(4年)も区間記録を30秒上回り初の56分台を記録しています。 7区では駒澤大学の佐藤圭汰選手(3年)は順位を一つあげる1時間0分43秒で区間新記録を打ち立て、出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝と合わせて3つの大学駅伝で区間記録保持者となりました。 3つの区間新記録を出した青山学院大学は総合新記録も樹立。前回大会で記録したタイムを6秒上回る、10時間41分19秒をマーク。 さらに復路新記録も飛び出します。往路4位から総合2位に追い上げた駒澤大学が、記録を46秒更新し、5時間20分50秒で復路優勝をとげました。また青山学院大も5時間21分18秒で、復路新記録を樹立しました。 ▽区間賞などの記録一覧 【区間賞】 1区 中央大学 吉居駿恭(3年)1時間1分7秒 2区 東京国際大 リチャード・エティーリ選手(2年)1時間5分31秒=新 3区 中央大学 本間颯(2年)1時間0分16秒 4区 青山学院大 太田蒼生(4年) 1時間0分24秒 5区 青山学院大 若林宏樹(4年) 1時間9分11秒=新 6区 青山学院大 野村昭夢(4年) 56分47秒=新 7区 駒澤大学 佐藤圭汰(3年) 1時間0分43秒=新 8区 青山学院大 塩出翔太(3年) 1時間4分14秒 9区 城西大学 桜井優我(3年) 1時間8分27秒 10区 青山学院大 小河原陽琉(1年) 1時間8分27秒 【総合優勝】 青山学院大学 10時間41分19秒=新 【往路優勝】 青山学院大学 5時間20分1秒 【復路優勝】 駒澤大学 5時間20分50秒=新
【関連記事】
- 【箱根駅伝】青山学院大が連覇達成!大会新で8回目の総合V 復路は6区の野村昭夢が衝撃の区間新で勢い加速 「あいたいね大作戦」は大成功!
- 「積極的に走れた。悔いはない」8区区間賞の青山学院・塩出翔太 自身の前回記録に14秒届かずも歴代6位の好タイム
- 【箱根駅伝】青山学院大学の主将・田中悠登が“笑顔のタスキリレー” 総合V連覇へ先頭で10区1年生の小河原陽琉がスタート
- 「絶対に自分のところでいい流れを」7区区間新の駒澤・佐藤圭汰が篠原主将と約束 10か月ぶりレース出場支えた人へ感謝
- 【箱根駅伝】史上初56分台の原動力は“靴に書かれたメッセージ” 青山学院大・野村昭夢 前回4区区間賞の佐藤も「想像をはるかに超えてきた」