スーパーフォーミュラ公式テスト/ルーキーテストに3人の外国人ドライバーの参加決定。フェネストラズが2022年以来のSFドライブへ
12月5日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は、SNS上で12月11日(水)~13日(金)に三重県の鈴鹿サーキットで開催される公式テスト/ルーキーテストの参加メンバーを発表した。12月2日から発表されている7人に加え、この日は3人の外国人ドライバーが発表された。 【スーパーフォーミュラをテストすることになったファン-マヌエル・コレア】 12月11~13日に行われるスーパーフォーミュラの公式テスト/ルーキーテストは、2025年をうらなう重要なテスト。11~12日は参加ドライバーに制限が設けられていないが、13日の2セッションはスーパーフォーミュラでのレース出走回数が積算で4戦未満のドライバーに限定される。そんなテストに新たに3人の外国人ドライバーが参加することになった。 ひとりは日本でもお馴染み、サッシャ・フェネストラズ。ルノーのサポートを受けヨーロッパで戦っていたが、2019年に来日。後に親友ともなる宮田莉朋との戦いを制し、全日本F3選手権のチャンピオンを獲得。その後スーパーGT GT500クラス、そしてスーパーフォーミュラで戦い、2022年には1勝を挙げた。2022年からはフォーミュラEに参戦し、ニッサン・フォーミュラEのドライバーとして活躍していたが、2023-24シーズン限りでチームからは離れていた。フェネストラズにとっては2022年のスーパーフォーミュラドライブだ。 そしてもうひとりは、2024年までFIA F2を戦ってきたほか、WEC世界耐久選手権のLMP2にも参戦していたエクアドル/アメリカ人ドライバーのファン-マヌエル・コレア。GP3やFIA F3でステップアップし、F1アルファロメオの開発ドライバーを務めていた経験ももっている。 そして、もうひとりは2024年に全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権を戦ったケイレン・フレデリック。アメリカ人ドライバーで、2021年から23年までFIA F3で戦っていたが、活路を求め来日。2024年はスーパーフォーミュラ・ライツで1勝を飾り、ランキング5位でシーズンを終えた。自身はスーパーフォーミュラ参戦を目標としていることを公言しており、まずは目標へのワンステップとなる。すでにこの公式テスト/ルーキーテストに2024年のスーパーフォーミュラ・ライツからは野中誠太、小林利徠斗の参加も決まっている。 いずれのドライバーも参加の詳細は12月9日(月)以降に発表される。なおSNSでの発表を見る限り、外国人ドライバーのうちオリバー・ラスムッセン、フェネストラズ、コレアはトヨタTRD01Fエンジン使用チームから参加することになりそうだ。 [オートスポーツweb 2024年12月05日]