元ミラン指揮官カペッロ氏が古巣の10番に「やや怠け者。このままなら未完成で終わる」
名将ファビオ・カペッロ氏が10月31日、ミラノ市内で行われた「Sport Movies & TV 2024」の記者会見に出席した際、古巣ミランのFWラファエウ・レオンやスクデット争いなどについて語った。イタリアメディア『メディアセット』が伝えている。 現役時代にミランでプレーし、監督としてもスクデットやチャンピオンズリーグのタイトルなどを獲得したカペッロ氏。古巣の10番を背負うレオンが、第3節ラツィオ戦のクーリングブレイクでテオ・エルナンデスと共にチームの輪に加わらなかったことについて、「『僕は行かない…』という子どものようだよ。私が監督だったらお子様のワガママを快く思わなかっただろう。他者に対するリスペクトを欠いている」などと『スカイスポーツ』の番組内で語り、痛烈批判を繰り出した。 78歳のご意見番は、31日にインタビューに応じた際も、ミランFWレオンの姿勢を問題視。再び厳しい意見を浴びせた。 「レオンは偉大なクオリティを持った選手だが、やや怠け者だ。怠け癖を克服するには、『彼が偉大な選手となれるかもしれないが、このままなら、未完成のままで終わる』ということを理解させなければならない」 カペッロ氏は、今シーズンのスクデット争いにも言及。セリエA第10節終了時点で、アントニオ・コンテ率いるナポリが単独首位を走るが、「私は常にインテルと言ってきた。だがナポリは倒すのが困難なライバルとなるだろう。素晴らしい監督がいて、意欲を取り戻した素晴らしい選手たちもいる」と自身の考えを明かした。