習近平よ、もう限界だ…!中国の若者に広がる「マクドナルド結婚式」の悲惨と「デフレ旅行」も規制されて爆発寸前!経済転落がもたらす現実のヤバすぎる実態
アリババも「打つ手なし」
中国の物価は相変わらず低空飛行を続けている。 10月の消費者物価指数(CPI)は前年比0.3%の上昇となり、伸び率は前月の0.4%から鈍化した。生産者物価指数(PPI)も25ヵ月連続で前年割れとなっており、デフレ脱却にはほど遠い状況だ。 【写真】これはヤバすぎる…!中国で「100年に一度の大洪水」のようす 消費不振が深刻化する中、中国インターネット通販企業による毎年恒例の値引きセール「独身の日」が11月11日にピークを迎えた。今年は期間を延長して10月前半から開始し、約1ヵ月の史上最長の商戦となったが、消費回復のためのカンフル剤にはならなかった。 独身の日を始めたアリババ集団は今年、300億元(約6400億円)の割引券を配布したが、お祭りムードを演出することはできなかった。
流行語となった「ダウングレード」
中国メディアは連日のように経済の好調ぶりを宣伝しているが、人々の生活実感との乖離は広がるばかりだ。 中国人の多くはリストラや賃下げの嵐に巻き込まれている。富裕層の間でも保有不動産の価格低下で消費を手控える動きが広まっている。中国では「ダウングレード」という言葉が流行語になっているほどだ。 この傾向が最も強いのが若者たちだ。 厳しい生活環境にある若者たちの間で「ミニマリズム(必要最低限のもので暮らすライフスタイル)」が流行している。彼らのモットーは「レス・イズ・モア」だ。 豪華な結婚式も今は昔だ。マクドナルドのコーラとハンバーガーで新郎・新婦を祝福するスタイルも当たり前になりつつある。
若者に広がる「夜のサイクリング」
中国の若者の多くが仕事をする主な動機として「住宅の所有」や「家族との生活」ではなく「旅行」を挙げている(11月13日付RecordChina)。 河南省ではこのところ「夜のサイクリング」がブームとなっていた。鄭州市の大学生が6月、約50km離れた開封市まで自転車で出かけ、名物のスープ入り肉まんを食べて帰ってくる様子をSNSに投稿したことがきっかけだった。 「観光業界に活気を与えている」と称賛されていたが、11月8日に参加者が数万人規模に達すると交通当局は翌9日、自転車での主要道路の通行を禁止する通知を発出した。 大学生たちは「共産党万歳」などと愛国的なスローガンを叫んでいたが、2022年の「白紙革命」よりも規模が大きくなったため、「中国の若者による集団行動が政治的なものに転じる」ことを警戒したからだと言われている。 取り締まりのせいで多くの大学生がキャンパス内に閉じ込められており、数少ない楽しみを奪われた不満が政府に向かう可能性は排除できなくなっている。 つづきは後編『中国で「SUVを運転する62歳男」が大勢の人を次々とはね、78人を殺傷…!「爆発した高齢者」が「台湾有事」へと誘導される「悪夢のシナリオ」』で詳しく見ていこう。
藤 和彦(経済産業研究所コンサルティングフェロー)
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