「なかなか子どもを授かれず焦る…」約4組に1組が不妊治療をしている今、ストレスを最小限にするためにまずすべきこと
ストレスを最小限にする秘訣は、夫婦間で話し合うこと
「子どもは欲しい」と思っていても、これまで順調にキャリアを積み重ねてきた人にとって、仕事をセーブするのは勇気がいることでしょう。ただし、妊娠・出産を叶えるには、年齢が大きく関係するのも事実です。 この「子どもを授かる」という問題を乗り越えるには、夫婦で積極的に話し合うしか方法はありません。例えば、 ・「今年いっぱいは仕事を頑張る」 ・「〇月以降、半年間はお互い妊活を最優先する」 など、時期や目標を決め、そのためにお互いがどうするかを夫婦でよく話し合ってみてください。 妊活はどちらか一方ではなく、夫婦2人で目線を合わせながら取り組むものです。 夫婦がお互い「どうしたいのか」「そのためにどうするか」という気持ちの共有ができなければ、成立し得ないことを意識しましょう。 夫婦がお互いの意思を確かめ合うことで、「仕事と妊活、どちらが今は大事なのか」が見えてくるはずです。その結果、目標に向かって一歩前進できるようになると信じています。
プロフィール 大野萌子(おおの・もえこ)
公認心理師/2級キャリアコンサルティング技能士/産業カウンセラー 一般社団法人日本メンタルアップ支援機構代表理事、企業内カウンセラーをはじめとす る相談業務において2万人以上のカウンセリングを担当。また長年の現場経験を生かし、 人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメント教育を得意とする。官 公庁・企業・大学などで講演・研修を6万人以上に実施。著書にシリーズ51万部を突破した『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑(サンマーク出版)』ほか、『世界一受けたい授業』などメディア出演多数。