高校生が第1志望大を決めた時期はいつくらい?保護者はどうサポートすればいい?
併願大は高3・7~12月に決定した人が約6割
併願大に関しては、ほとんどの人の場合、第1志望大との兼ね合いで難易度のバランスや入試スケジュールを検討しながら決定していきます。 そのため、第1志望大に比べると決定時期は遅い場合が多いです。 アンケートで「併願大も含めて最終的に受験する大学・学部を決めたのはいつ頃ですか?」と質問したところ、「高3の7~9月」が約28%、「高3の10~12月」が約29%と1、2番目に多く、それぞれ約3割見られました。 併願大の決定に関しては、「第1志望大が確定してから高3の12月ごろまでに」と考えておくとよさそうですね。
保護者も子どもの志望大決定を 早い時期からサポートしていくのがベター
先のアンケート結果でもご紹介したとおり、志望大を選んだ決め手として「保護者の声」を挙げた人は全体の約17%と少なめでした。 しかし、「保護者の意見を重視した」という人のコメントを見ると、「自分に合いそうな大学を親が紹介してくれた」「両親と話し合って決定」などの声がめだちます。 保護者のかたがお子さまの選択にしっかり寄り添っていた様子がうかがえますね。 【\体験談/】 親が教師だったので、自然と教師という職業に魅力を感じるようになりました。 進学先を検討するにあたっても親に相談し、勧めてくれた大学を志望大に決めました。 (愛知教育大 教育学部 S・Nさん) 小学生のころから管理栄養士になることを目標としていたため、管理栄養士養成校かつスポーツ栄養分野に力を入れている大学を候補としてピックアップ。また、実家から遠すぎない範囲で数校に絞り込み、両親に相談しました。その中から、家族が背中を押してくれた大阪公立大を第1志望としました。 (大阪公立大 生活科学部 M・Kさん) 情報収集やアドバイスなど、志望大決定に向けて保護者のかたができるサポートはたくさんあります。 大学・学部や学問、職業について一緒に調べたり、お子さまに付き添ってオープンキャンパスなどのイベントに出かけたりしてみてはいかがでしょうか? 早い時期から志望大検討をスタートし、目標を明確化しておくことで、日々の学習に対するモチベーションも自然と高まりやすくなります。