去年と同じでなぜ悪い?…経済の「ゼロ成長」が問題となるワケ【経済評論家が解説】
経済政策、発想の転換が必要かも…
バブル崩壊後の長期低迷期、日本経済の課題は失業問題の克服でした。需要を作り出すことが重要だったわけです。しかし、最近では労働力不足で経済が成長できない、という状況になっています。したがって、需要を増やす政策よりも供給力を高める政策が求められるようになっているのです。 経済を効率化して、少ない労働力で多くの物を作り出せるような経済をいかに実現していくかが重要だ、というわけですね。 そのためには政府がなにもせずに民間の活力に任せておくことが必要だ、という人も少なくありませんが、そうした見解も含めて政府に真剣に検討していただきたいと思います。 今回は、以上です。なお、本稿はわかりやすさを重視しているため、細部が厳密ではない場合があります。ご了承いただければ幸いです。 筆者への取材、講演、原稿等のご相談は「ゴールドオンライン事務局」までお願いします。「THE GOLD ONLINE」トップページの下にある「お問い合わせ」からご連絡ください。 塚崎 公義 経済評論家
塚崎 公義