ジャニーズのアイドルグループ「NEWS」の手越祐也がジャニーズ事務所を退所した。19日、同事務所の公式サイトなどで発表された。手越は緊急事態宣言下の4月下旬に飲食店で女性たちを招きパーティーを開催したことが先月「週刊文春」に報じられ、チャリティーのための期間限定ユニット「Twenty★Twenty」から外された。さらに続けて、処分直後に朝まで酒盛りなどをしていたことも報じられるに至り芸能活動自粛が発表されていた。手越は今後、一人となってタレント活動を継続していくという。退所にともない開設した自身のツイッターアカウントでは、週明けにも会見を開くとしている。

15歳で入所、約17年半に渡りジャニーズに在籍

　ジャニーズ事務所は公式サイト「ジャニーズネット」で「この度、当社は、手越祐也との間で専属契約の終了について話し合い、本日をもって専属契約を合意解除することになりましたので、お知らせします」と発表。「NEWS」については、「小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久が3人で力を合わせて、グループ及び個人での活動に精進してまいりますので、これまでと変わらず、温かいご声援を賜れますと幸いでございます」と報告した。 　「手越はもともと協調性のあるタイプではなく独立心が旺盛で、今回の騒動が起きたときにもジャニーズ事務所を退所する方向になるんだろうな、と見られていました。なので特別な驚きはありません」と話すのは、スポーツ紙の40代男性記者。今後については「芸能人・有名人が続々YouTubeに乗り出していますが、手越も当面YouTubeが活動の場になりそうです。ビジネス的な成功に向けて野心家でもあるので、一人になることでスケジュールも思いのままに飲食店などの事業にも力を入れていきたいのでしょう」（同記者）。 　一方「NEWS」に残る形となった増田、小山、加藤はコメントを発表し「これまでのNEWSとしての形を守り切ることが出来ませんでした」（小山）などとファンに謝罪するとともに、今後頑張って「NEWS」を守って行くことを誓っている。 　手越は1987年神奈川県横浜市の出身で、2002年に15歳でジャニーズ事務所に入所。翌03年に「NEWS」メンバーに選ばれた。約17年半に渡り所属した事務所を離れ、一人の芸能人として真価を発揮できるか、今後まさに正念場となりそうだ。 （文：志和浩司）