角田裕毅、次戦スペインGPのアップグレードに手応え「過去数戦合わないコースはなかった…ポイントを取り返したい」目指すは5位以上|WEDNESDAY F1 TIME
ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅が第10戦スペインGPに向けて照準を定めている。 カナダGPではレース序盤~終盤まで入賞圏内で戦い続けるも、残り5周でのミスもあり、不本意な14位という結果に終わった角田。チーム公式メディアを通じて、角田はこう述べた。 「モントリオールでのレースは思い通りにはいきませんでした。週末全体としては浮き沈みが激しかったですが、フリープラクティスから予選まで、極端な状況から別の極端な状況へと事態を好転させることができたのはポジティブなことです」 「チームとして、僕たちはうまくアジャストしていく方法を示したことになりました。予選では再びQ3に進出できましたし、状況を好転させたことは大きな自信にもつながりました」
中1周で迎えるスペインGPはヨーロッパラウンド初戦かつ、3週連続開催の初戦ということもあり、各チームは大きなアップグレードを入れる見通しとなっている。VCARBもその予定で、角田はスペインでの躍進を誓った。 「次はバルセロナです。これはクルマにとって厳しいテストですが、今シーズンのVCARB 01はこれまでのところすべてのトラックで良いパフォーマンスを発揮していますし、パフォーマンス面では心配していません」 「トラック自体については、セクター1とセクター3では全くかけ離れた特性でもあり、両方でバランスの取れたクルマを持つことは実際に不可能となります」 「なのである程度の妥協は必要ですが、その点について心配はしていません。重要なのは、フリープラクティス中にできるだけ早くこのトラックでパッケージがどのように機能するかをよく理解し、それを最大限に活用すること」 「バルセロナはオーバーテイクが難しいコースなので、予選がここでも重要になると思う。ここ最近のレースでは予選でかなり良いパフォーマンスを見せています。それはフリープラクティスでの準備のおかげかもしれません。感情をコントロールし、自分をよりうまくマネージメントして、それで一貫性を保つことにもつながっている。できる限りのことをして、ドライビングとフィードバックを向上させたい。このレースを楽しみにしています」