「あかちゃんが夜中に泣き出して全然眠ってくれない」…乳児期後半の絶望的な「夜泣き」への対応策5選
乳児期後半(生後7ヵ月~9ヵ月ころ)によくみられる夜泣き。悩んでいる保護者も多いのではないでしょうか。なんとか寝かしつけようと抱っこしながら夜を明かすのは、いくらかわいい我が子が相手でもつらいもの。あかちゃんの良質な睡眠のために気をつけるポイントを、障害児療育の専門家で保育園の理事長でもある山口平八さんの著書、『子どもは育つ 0歳から2歳児の発達と保育』から抜粋・編集してお贈りします。〈あかちゃんの睡眠の問題を考える〉全2回の記事の2回目です。 「しすぎたらバカになるぞ…」母の再婚相手から性的虐待を受けた女性が絶句 1/2回目の記事はコチラ!→〈あかちゃんがなかなか寝てくれない…すぐ泣く乳児期前半の寝かしつけ、これで解決。〉
夜泣きは生活リズムや睡眠環境にポイントがあった!
乳児期後半になると、あかちゃんは夜間にほとんど目を覚まさなくなります。おむつが濡れたり、お腹がすいたりして目を覚ましても、おむつを替え、乳首を含ませると、またすぐ目を閉じます。 ところが、家に大勢のお客さんがきた、長距離を車で走った、などのあかちゃんの神経を興奮させるような環境があった日は、夜間になかなか眠れないこともあります。こうした特別な刺激があった日の夜泣きはある程度仕方のないことです。 一方で、この時期のあかちゃんにこれといった病気や思い当たる出来事がないのに、寝つきが悪い、寝てもすぐに目を覚ます、夜泣きをするなどの問題がある場合は、以下の点に注意して生活リズムや環境を整えてみてください。
【ポイント1】夜8時までに寝かせる
太陽が西の空に落ちて時計が夜の7時をまわったら、刺激がない部屋であかちゃんを寝かせてください。 「今まで9時になっても10時になっても眠れなかった子なのに、そんなに早く寝るはずがない」と思わずにこの時間に、遅くても夜8時までには寝かせてみてください。 あかちゃんには地球の自転のリズムなどと関わって、眠りに入りやすい時間帯があります。大人のライフスタイルの都合でその寝入りやすい時間帯を逃してしまうと、まだ自分で調節する力が弱いあかちゃんは、夜の眠りに入りにくくなってしまいます。