教育熱心な親ほど陥りがちな“落とし穴” 子育てで「後悔」していることとは
「あのとき、もっとこうしていれば…」と後悔しないために…
教育熱心な親ほど、子どもにプレッシャーを与えてしまい、子どもが勉強を苦痛に感じてしまう要因の1つになってしまうのだそう。 そこで今回は、数多くの難関校合格者を輩出した人気教育系インフルエンサーであるラオ先生の著書『成績上位1%が実践している勉強法』(イースト・プレス)から、“【保護者が「後悔していること」】「楽しく勉強させればよかった」「もっと子育てを『楽しめば』よかった」”というトピックスをご紹介します。 「本当に賢い子」ってどんな子? 元教員が出会ってきた「賢い子」に共通する“ある特徴”とは 「あのとき、もっとこうしていれば…」と後悔しないために、いま心がけるべきこととは?
【保護者が「後悔していること」】もっと子育てを「楽しめば」よかった
中学生を持つ保護者のみなさんにとって、きっと大変な日々が続いていると思います。 休んでいる暇などなく、仕事や家事、育児に追われ、自分の時間がなかなかとれない方も多いと思います。 ただそれは、あと10年経ったら「すべてが」なくなります。「子どものために動く」ことなんて、ほとんどなくなってしまうのです。子どもは、勝手に家を出て仕事に行ったり、親元を離れて実家に帰ってくるのは年に1度になったりします。さらに20年もしたら、1人前になった子どもに助けてもらう時期が来るのです。 どれだけ大きな羽を子どもに授けてあげられるのか。 どれだけの「学力」を授けてあげられるのか。 どれだけ「自分で稼ぐ力」を授けてあげられるのか。 どれだけ「心が優しく、広い」人にしてあげられるのか。 いまはそのための大切な準備期間です。 母が小さい頃、私によく言っていたことがあります。 親も、友だちも、恋人も、仕事も、お金も、全部なくなってしまう可能性があるけどね、あなたの頭の中にある「知識」だけは、どんなことがあっても決して誰かに奪われたりしない。「唯一、“永遠に”自分だけが持てる財産」になるんだよ。 いまでもよく昔話をしますが、決まって最後に「あのときはまったく思わなかったけど、もっと余裕を持って楽しめばよかったなぁ」なんてつぶやいています。 子どもは、知らないうちに学び、大きくなり、多少の無茶もさらっと乗り越えてしまいます。その成長を心から楽しみながら、限られた子どもとの生活や子育てを、思う存分楽しんでほしいと思います。