小学生の息子に任天堂スイッチを買い与えたばかりなのに、次々にゲームソフトをねだられます。みんな年間で何本ほどのゲームソフトを買い与えているのでしょうか…?
娯楽の多様化が進む現代において、特にゲームを取り巻く環境は目覚ましい進化を遂げています。ゲームは子どもが熱中する娯楽の代表格ですが、親としてはその熱中度合いに困惑することもあるでしょう。教育において、ゲームの存在を懸念点に感じる方もいるかもしれません。 そこで本記事では、一般的に年間でどれだけのゲームソフトが購入されているのか解説します。
ゲームソフトの購入数
独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営している「J-Net21」の調査によると、ゲームソフト販売の利用経験者のうち、月に1回以上利用する人の割合は20代男性が26%、30代男性が17%、20代女性が15%、30代女性が10%となっています。 購入費用を親が負担することが予測される小学生や10代の調査結果はありませんでしたが、年齢が若くなるにつれてゲームソフト販売の利用や購入頻度は高くなることがわかりました。 参考程度に20代男性で考えると、約4人に1人以上は毎月ゲームソフト販売を利用していることになり、年間では12本になります。 また、20代男性の約40%は1回あたりの利用金額が5000円から1万円以上となっており、switchを含む昨今のゲームソフト1本分の価格とほぼ一致しています。
ゲームが子どもに与える影響
子どもの教育において、しばしばゲームはよくないものと評価される傾向があります。最近ではその認識も改まりつつありますが、未だにその感覚を持っている方は少なくないでしょう。 子どもの教育に対して、ゲームが与える影響の中には悪いものもありますが、同時によいものもあります。1つの側面だけを見て消化するのは危険であり、むしろ子どもの成長を妨げる原因にもなりかねません。 よい影響と悪い影響の両側面を認識し、子どもと共に正しいゲームとの向き合い方を模索することが大切でしょう。 ゲームが子どもに与えるよい影響は以下の通りです。 ●コミュニケーション能力が養われる ●視覚における空間認知力や瞬発力が鍛えられる ●多言語に触れる機会が増える ●想像力や応用力、問題解決能力が培われる ●反射的に注意を切り替える力が高まる 対して、ゲームが子どもに与える可能性のある悪い影響は以下の通りです。 ●生活の中心がゲームになる ●視力の低下に繋がる可能性がある ●室内で過ごす時間が増え、屋外で遊ぶ機会が減る よい影響も悪い影響も全てが当てはまるとはいえませんが、少なからず子供の成長に影響を与えるのは明確でしょう。