竹中平蔵氏「経済学者じゃなくて政商です」テレビでツッコまれ苦笑 元パソナ会長
経済学者の竹中平蔵慶大名誉教授が22日、読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。経済ジャーナリストの須田慎一郎氏から吐かれた言葉に苦笑した。 この日は「オワコンなのか?日本経済・金融チェック」がテーマ。初心者に投資を勧められるか?などの議論を出演者と行った。 経済アナリストの馬渕磨理子氏が「資本主義にはたくさんの問題を抱えていて、矛盾も抱えているのは事実だが、経済は金融市場の拡大とともに成長してきた。アメリカの市場がずっと右肩上がりである背景には、経済学派の存在が色濃く影響している。経済学者の方々が、政治にこういう政策が必要だということをいい、実体経済、金融に来ている」と説明。「それが続く限りは投資ができるのではないか」と持論を述べた。 この意見に対して、大阪市立大名誉教授の朴一氏は「日本は経済学者が政治に関与できない。それができた唯一の例外が竹中さんです」と疑問。小泉純一郎内閣で総務相などを務めたことに触れた。 そこにツッコミを入れたのが須田氏。「朴さん違います。竹中さんは経済学者じゃなくて、政商ですから」。「政商」とは「政治や政治家と癒着して、商売を営む事業者」と揶揄する言葉。人材派遣会社パソナグループの会長を務めていた竹中氏は苦笑いしていた。