アルツハイマー病新薬「レカネマブ」販売……適用患者と薬価に“高いハードル”も 現役世代や「若年性認知症」も対象に
日テレNEWS NNN
認知症の 1 つ、アルツハイマー病の進行を遅らせることが期待される新薬「レカネマブ」の販売が 20 日に始まりました。早期の症状に適用され現役世代も無関係ではなく、若年性認知症も対象になり得ます。
■対象は早期の症状…現役世代にも関係
徳島えりかアナウンサー 「20 日から、認知症の中でもアルツハイマー病の進行を遅らせる世界初の治療薬『レカネマブ』の販売が開始されました。ヘイゼルさんは若いですが、何歳ですか?」 澁谷善ヘイゼルアナウンサー 「25 歳です」 徳島アナウンサー 「25 歳となると『認知症なんてまだまだ関係ないわ』と思っているかもしれませんが、そんな皆さんにこそ考えていただきたいと思います」 「レカネマブは、アメリカに続いて世界で 2 番目に日本でも販売が始まりました。早期の症状が対象で、中高年の現役世代も無関係ではありません。年末年始に実家に帰り、父親や母親から『最近物忘れがひどくて』という言葉が出てくるかもしれません」 河出奈都美アナウンサー 「私は実家暮らしで、晩ご飯を毎日家族で食べています。50 代の母が『今日は晩ご飯いるの? いらないの?』と、さっき聞いたのにもう一回確認したということがありました。『あれ、さっき言ったよ』と伝えることがあります」 刈川くるみキャスター 「私は家族と離れて暮らしていますが、母から電話があり、『ちょっと祖母の様子がおかしい、認知症かもしれないんだよね』と相談されました。その時に『この薬ができたみたいだよ』と選択肢の 1 つとして、母に伝えたことはあります」
■18~64 歳の若年性認知症も対象に
徳島アナウンサー 「ひとごとではなくなってきていますね。さらに、現在 4 万人近くいる 18~64 歳の若年性認知症も対象になり得ます」 藤井貴彦アナウンサー 「私は 52 歳になりましたが、最近決断のスピードが遅くなったり、『スマホどこいったっけな』と思ったらポケットにあったり。少し衰えを感じているのか、認知症の始まりなのかが分からず、その差を見極めるのは本人では難しいなと思いますね」 徳島アナウンサー 「その辺り、分かりにくいですよね」