「Oura Ring 4」発表。センサー精度向上、リング内側の隆起がほぼ平坦に
Ouraは、スマートリング製品の第4世代となる「Oura Ring 4」を発表した。 【画像】リング内側に使われていた樹脂が「全面チタン」に Samsungが「Galaxy Ring」を発売するなど、ライバル製品も登場しているが、2015年に最初のRingを発売したOuraはスマートリングという製品ジャンルでトップの地位を固めている。 外観ではRing 4はRing 3とほとんど変わっていないが、リング内側に使われていた樹脂が、Ring 4では全面チタンとなった。さらに内側にあったセンサーカバーの隆起は、ほとんど平らになっている。 ソフトウェア面でも、センサーが可能な限り正確なデータを取得できるよう、アルゴリズムの処理に改良が加えられた。この新しいアルゴリズムにより、信号品質が120%、血中酸素追跡の精度が30%向上したという。さらに、心拍数測定値のずれも昼間で7%、夜間では31%減少したとOuraは述べている。また、Ring 4は40種類にのぼるアクティビティを自動検出することも可能だ。 このアルゴリズムの改良は、バッテリー消費の削減にもつながり、その持続時間は最大8日間にまで伸びているとのことだ。ただ電力消費はデバイスの使い方にもよるため、常に最大のパフォーマンスが出るわけではないと思っておく方が良いだろう。 専用アプリにはRing 4発表前から、ストレス、リプロダクティブヘルス(生理周期などの健全性)、心臓の健康状態の追跡機能に加え、実験的な機能をテストするOura Labsなどが追加されているが、その結果として機能が雑然としつつあった。今回、Ring 4に合わせてアプリもリニューアルされ、新しいバージョンでは「Today」「Vitals」「My Health」という3つのセクションに分けて整理されている。Todayセクションは、ユーザーの健康目標に応じて、生体測定のタイムライン的な概要を示す。Vitalsはユーザーが目標とそれに対するスコアを深掘りすることができ、My Healthではより長期的な傾向を見ることができる。 Oura Ring 4の価格は仕上げによって異なり、シルバー、ブラック、ブラッシュドシルバー、ステルスが399ドル、ゴールドおよびローズゴールドが499ドル。サイズはRing 3が6~13だったところがRing 4は4~15となっている。 米国ではすでに予約受付が開始しており、10月15日から出荷が始まる予定。なお、Oura Ring 3は在庫がなくなるまで引き続き販売するとのことだ。 Source: Oura via: The Verge coverage:
Munenori Taniguchi