30代で年収350万ですが、平均年収の「458万円」を稼ぐって難しくないですか? 平均年収を超えている人はどれくらいいますか?
※国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を基に筆者作成 平均年収457万6000円が含まれる400万円超~500万円以下の割合は、全体の15.3%となります。平均年収400万円以下は51.1%と全体の半数を上回る割合となり、500万円超の割合33.5%と比べ、大幅に多くなっていることが分かります。 つまり、平均年収は一部の高額所得者が数字の底上げをしており、半数以上の人は平均給与をもらえていないということです。
今よりも年収を上げる方法
今よりも年収を上げる方法は、「今の会社で努力する」もしくは「転職する」の2つが考えられます。 今の会社で努力する方法としては、昇給や昇格を目指して、資格の取得や仕事上で成果を上げる方法などがあります。会社は退職せずに、副業する方法も考えられるでしょう。 転職するのであれば、現状よりも条件のよい会社への転職を検討しましょう。給与は、会社の規模によって変わります。民間給与実態統計調査からも、資本金の多い株式会社ほど平均給与額が多くなることが分かっています。 同じ仕事をしていても、給料に差があるのであれば、より評価の高い企業へ転職したほうが、やりがいも感じられる可能性があります。
全体の平均年収ラインにいる方の割合は15%程度
30代の平均給与はおよそ425万円~462万円です。全体の平均給与額である457万6000円を30代後半で超える数字となっています。割合でみても、平均年収のラインにいる方は全体の15%程度となっているようです。 そのため、350万円の年収の場合、平均と比べ少々低い額だと考えられます。給与所得者全体の半数以上は平均年収に満たない額となっており、家族構成や生活環境によっては、生活が厳しいと感じる方もいるでしょう。 年収を上げるためには、今の会社のままで努力するか、転職する方法などがあります。ワークライフバランスや将来的なことも考慮し、今後の働き方を考えましょう。 出典 国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告- 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部