カナダのトルドー首相が辞任表明 支持率低下背景に
【AFP=時事】カナダのジャスティン・トルドー首相(53)は6日、辞任を表明した。在任期間は9年を超えるが、ここにきて支持率は低下しており、与党・自由党内でも退陣圧力が高まっていた。新党首が選出されるまでは首相にとどまるとしている。 【写真】カナダ・オタワで記者会見するジャスティン・トルドー首相 トルドー氏は首都オタワで記者会見し、「この国は次の選挙で真の選択を行うに値する。党内での戦いを経る必要があることを考えた時、私がその選挙で最善の選択肢になり得ないことが明らかになった」と表明。「党が後継党首を選出した後、党首および首相を辞任するつもりだ」と述べた。 トルドー氏はカナダ総督から、3月24日まですべての議会活動を停止する許可を得た。この間に次期自由党の党首選びが行われる見通しで、野党が不信任投票を行う機会は制限される。 後任候補としては、昨年12月に辞任したクリスティア・フリーランド前副首相兼財務相、カナダ銀行(中央銀行)のマーク・カーニー元総裁らの名前が取り沙汰されている。【翻訳編集】 AFPBB News