怯えた目 骨が浮き出た体 老犬は散歩やシャンプーを経験して表情が一変した 日向ぼっこができる不安のない日々を謳歌
シャンプーの後は緊張の糸がほぐれウトウト
Nさんに渡す前に、懇意のペットサロンに寄り、できる限りのシャンプーとトリミングをしてあげることにしました。 長期間全く世話されていなかったせいで毛はフェルト状に固まり、ブラシが全く通らない状態。1時間ほどをかけて少しずつ毛玉を取り続けました。どうしても毛が引っ張られてしまうことがあるため、少々の痛みがあったはずですが、ジロさんは吠える素振りは全くなく、我慢しているようでした。 シャンプーをするとうれしそうな表情を浮かべ、終わった後はウトウト。緊張がほぐれ安心してくれたのか、その寝顔は穏やかでした。
穏やかに日向ぼっこできる不安のない日々
その晩、Nさんが山口県から福岡県のサロンまで迎えに来てくれました。代表は「ジロさん良かったね。ずっと元気に過ごすんだよ」と幸せの第二の犬生へと送り出しました。 Nさんは迎え入れてすぐに動物病院にジロさんを連れていき、適切な医療ケアをしてもらいました。治療を続けながらNさんの家にいる先住犬と一緒に、ジロさんは穏やかに過ごすようになりました。 お天気の日は外で日向ぼっこするジロさん。その穏やかな様子を見て「本当に良かった。ジロさんうちに来てくれて本当にありがとうね」と喜ぶNさん。そして、当のジロさんもまた穏やかな笑顔でNさんを見つめ返すのでした。 (まいどなニュース特約・松田 義人)
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