4人の子育てをしながら国会へ…元大臣を破った“ママの選挙戦” 子供達に見せる「幸せのためにルールを作るお仕事」
多忙を極める選挙期間中も、子供とのコミュニケーションを大切にしています。 日野さん: 「選挙期間の12日間というのは、本当に家族の協力を得ながら、基本的には夫であったり、私の母に協力してもらいながら。ちょっと子供といる時間は少なくなっちゃうんですけれども、子供たちも応援してくれているので」
■多胎育児の支援で感じた「政治の力」
3つ子を育てた経験から、多胎育児の支援団体を立ち上げ活動してきた日野さん。その中で感じたのは、社会を変えるために必要な政治の力でした。
日野さん: 「どうしても子育てしながら選挙に臨むって、現状すごく難しいことだと思うんですよね。いま子育ての渦中にいるからこそ、お母さんお父さんたちの気持ちが分かる、的外れでない政策が作れるというのは必ずあると思っている」 選挙戦中盤の10月19日、玉木雄一郎代表が駆け付けた街頭演説には、4人の子供たちの姿もありました。
日野さん:(街頭演説) 「私がこたびの道を志したことで、私の周りにいる20代、30代、40代、若い世代の方々が政治に関心を持ち始めました。どうせ変わらない、変わらないじゃなくて、自分たちから変えていかなければならない」
選挙戦最終日の10月26日、最後の街頭演説。駅前には日野さんを応援する多くの人が詰めかけました。 日野さん: 「政治活動、本当に大変でした。正直に申し上げます。でもくじけそうになるたびに、いつも支えてくれた人がいた。必ずいたんです。衆議院議員にならないと、皆さまのお役に立つことができないんです。だから、どうか、どうか日野紗里亜を国会に送ってください。必ず人の役に立てるような政治を行ってまいります」
そのころ、事務所ではママの帰りを待つ子供たちの姿がありました。選挙を一緒に戦った子供たちに、ママの当落を予測してもらいました。
子供たち: 「勝てると思う」 「鈴木淳司は50%勝てる。弘一には100%勝てる」
■政治家の仕事は「みんなの幸せのためにルールを作る仕事」
そして、衆議院選挙投開票日の10月27日の夕方、日野さんの自宅を訪ねました。 日野さん: 「ちょうど今から夕食で、今日は娘がカレーを作ってくれたので。ちょっと大変なことが…。カレーなのにご飯を炊き忘れていました。バタバタ忙しいと、そういうことが起こりますね。せっかく娘がカレーを作ってくれたんですけど」 Q.今日は何で作ったんですか 日野さんの長女・杏南さん: 「ママが頑張っていたから。キーマカレー」 久しぶりに一家団らんです。