適材適所の収納プランで玄関もLDKもすっきり「無理せず片づく家」が建った
生活動線を考えて適材適所の収納をつくれば、「片づけがラクな家」を実現できます。2年前に2階建ての注文住宅を建てたライターは、玄関とシューズクローク、冷蔵庫とパントリーの位置関係、階段下のデッドスペースの活用など、動線をイメージして適材適所に収納スペースを配置。おかげで家族に片づけ習慣も身につき、すっきりと暮らせるようになりました。 【図面】わが家の間取り
家づくりでは適材適所の収納プランを検討
わが家は夫婦と4歳、1歳の息子の4人家族です。2022年12月に5LDK、2階建ての注文住宅を建てました。 設計時「とにかく収納力のある家にしたい」と思っていた筆者。家族の生活や利便性を考え、各所に収納スペースを配置しました。そして、その場に適したものを収納しようと考えたのです。 ここからは生活動線を考えて、ラクに片づけができる場所に設けた、各収納の工夫ポイントを紹介します。
シューズクロークは来客用と動線を分けた家族用玄関に
上はわが家の間取り図です。玄関の家族が出入りするスペースに、シューズクロークを設けました。扉がないシューズクロークは収納しやすく、子どもも自分で靴を片づけるようになりました。 玄関からリビングの動線は「家族用通路」と「お客様通路」の2つがあります。 家族用通路:シューズクローク→パントリー→リビングへ お客様通路:直接リビングへ その際、シューズクロークは、入口にあるロールカーテンで目隠しします。片づけをがんばらなくても、カーテンを下ろすだけで、すっきりと片づいた印象の玄関に早変わり。急な来客にも困りません。
シューズクロークに靴を片づけたら隣はパントリー
「家族用通路」のシューズクロークの扉をあけると、パントリーがあります。買い物から帰ってきたときの動線を考慮しました。玄関から直通で、なおかつ冷蔵庫とパントリーは真横になる位置関係に。 常温のストック品はパントリーへ、冷蔵品は冷蔵庫へ仕分け。この場で買い物した荷物の片づけが完結します。買い物後のひと手間がぐっとラクになり、時短にもつながりました。
ダイニング横にクローゼットをつくりストック類を収納
上の写真は、ダイニング横のクローゼットです。使用頻度は高いけれど、隠しておきたいストック類はここに収納しています。 扉をあけると中には、子どもたちのオムツやおしりふき、気温に応じて取り出したい洋服などが入っています。足元ヒーターなどの季節家電もこの場所に。リビングでよく使うものをこのクローゼットがあることで、すぐに片づきます。