毎日「炭酸ジュース」を飲み続けたイギリス人男性(42)。医者に言われた"恐ろしすぎる診断結果"とは
喉の渇きをうるおすだけでなく、気分もリフレッシュできる「炭酸飲料」。先日、1日5リットル近くの「ドクターペッパー」を飲んでいたあるイギリス人男性が、健康面に影響が出ていたのをきっかけに中毒から抜け出したことが話題となった。 【写真】「2型糖尿病」の人におすすめの食品20選!
1日5リットルも飲み、“ドクターペッパーマン”と呼ばれた男性
『Daily Mail』によると、イギリス人のトム・ボウイさん(42)が炭酸飲料に取り憑かれるようになったのは、昼食時に飲んだ1杯がきっかけだったという。 「最初はランチのときに1杯飲んだのがきっかけで、その後私と仕事仲間は1日中飲み物を奢り合うようになりました。職場の近くのカフェから持ってきてくれたり、自動販売機もあったから、いつでも好きなときにふらっと立ち寄って買うことができたのです」 そして気づいたら完全に水を飲まなくなってしまい、以前は24缶入りのマルチパックを購入していたため、冷蔵庫には少なくとも5缶は常に入っていたそう。 まずは起きてすぐに最初の1本を飲み、職場までの運転中用に1缶、そして出勤前にお店で2本購入。午後にもう2本飲み、家に帰ると眠りにつくまでずっと飲んでいたとのこと。 結果、月に250ポンド(約5万円)、過去10年間で3万ポンド(約600万円)を費やしており、財布への影響を心配していたものの、やめることができなかったというトムさん。また1日に5リットル近くをがぶ飲みし、ドクターペッパーしか買わないため近所の店の人からは“ドクターペッパーマン”と呼ばれていたとも明かしている。
体重増加や睡眠障害など健康面に影響が
そんな生活を繰り返していたトムさんだが、体重の増加、睡眠障害、ひどい口腔衛生が、最終的にこの生活習慣を変えるためのきっかけになった。 「しばらくは、私の歯はそれほど悪くなかったのですが、歯医者に行ったら酸蝕症(飲食物などの酸によって歯の表面を覆っているエナメル質が溶けてしまう疾患)のレベルが、70歳の高齢者と同じような状態だと言われました」 「私の歯は年金受給者並みなのです。それにいつもお腹が膨れているような感じがあって、砂糖が入った飲み物ばかり飲んでいると体重がどんどん増えるんです」 また2児の父親でもあるトムさんは、健康面に加え、子どもたちの存在がこの不健康な習慣をやめる原動力になったそう。そしてこの習慣をやめるために、 彼は催眠療法を受けることに。その結果、コカ・コーラやドクター・ペッパーに対する欲求がほとんどなくなったとのこと。 「炭酸飲料には興味もないし、誘惑されることもありません。コーディアル(季節のハーブやフルーツを生のままシロップに漬け込んだ、体にも良い濃縮ドリンク)に変えて、 水筒に少し入れているんです。水をたくさん飲むようになったから、とても気分がいいですよ」
砂糖入り飲料が体にもたらす影響
米国疾病管理予防センター(CDC)によると、砂糖入り飲料を頻繁に飲むことは、体重増加、肥満、2型糖尿病、心臓病、腎臓病、非アルコール性脂肪肝炎、虫歯、関節炎の一種である痛風と関連しているとのこと。 また、砂糖入り飲料の摂取を制限することは、健康によい体重を維持し、健康的な食生活を送ることにつながると記載されている。
Harper's BAZAAR JP