屋外広告を服に再生 「Paper Parade」とリガレッタのサステナビリティへの挑戦
「リガレッタ」はまだ始まったばかりですが、この取り組みがより広がり、全国の都市に普及していくことを願っています。もちろんそれはPaper Paradeだけでできることではありません。だからこそ、将来はこの「シークレット地紋による広告物の再利用」をオープンな形で社会に公開することを目指しています。このビジネスモデルを活用し、どんな広告でも再利用するための素材として生まれ変わることが可能になるのではないかと考えています。 その際、地紋の模様やデザイン、その生成のプログラムについて私たちは著作権を行使しない状態で運用させるつもりです。誰でも使える表現の自由と、権利を侵害して悪用されない仕組みを同時に考えなくてはならない。 やることは山積していますが、特許を完全に開放し、技術特許使用料を取らないことで世界に広まった「QRコード」[1]のように、社会を持続可能に、そしてクリエイティブにしていくシステムのひとつに成長させたいと思っています。 《註》 [1]株式会社デンソーウェーブの登録商標