「命を捨ててバレーボールするなんて」栗原恵を襲った“脳血栓”…大病の原因は“ピルの副作用”「何万人かに1人というリスクがたまたま…」
ピルの副作用「何千人、何万人かに一人」
脳血栓の原因は意外なものだった。選手としてコンディション維持のために飲んでいたピルの副作用として症状が出たことが分かった。 「以前、前十字靭帯を切ったのが生理のタイミングだったんです。生理の時って関節が緩くなってそういう怪我が起こりやすいので、その手術をきっかけに婦人科も受診してコンディションのためにピルを飲むようにしていました。その結果、何千人、何万人かに一人というリスクにたまたま当たってしまって……」 所属先の日立リヴァーレには、現役引退する意思を伝えた。「命を一番大事にして」という母の気持ちに応えたかったことはもちろん、チームに迷惑をかけたくないという思いもあった。しかし、予想に反し日立からは強い慰留を受けたという。 「監督やチームの方から『今年だめでも来年頑張ってみたら』、『このままメグを放り出すわけにはいかない』と言っていただきました。本当にありがたい言葉ですが、籍だけ置いて“給料泥棒”はできない。ただただ申し訳ないと気持ちが揺れ動いていましたが、最後に背中を押してくれたのは主治医の先生でした」 栗原さんの治療にあたった水戸協同病院の小林裕幸医師は、他のスポーツで脳血栓になった選手が復帰できた事例なども調べて、なんとか栗原さんがバレーを諦めない道を探ってくれた。しかし、現実は非常に厳しかった。ラグビーなど接触プレーが多いスポーツでは治療を継続しながら復帰できた例はゼロに等しかったという。 「治療のために血がサラサラになる薬を飲みながら激しいスポーツをするというリスクが非常に高かった。私の場合だと、ブロックを跳んだ時、もし不意にボールが目に当たってしまったら、脳の中で血管が裂けてしまうような可能性もあってやはり危ない、と。それでも先生は『まだ結論は待ってみよう、絶対に大丈夫だから』とずっと言い続けてくれました。先生にとってもチャレンジだったと思います。でも諦めるなと私の背中を押し続けてくれた」
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