写真：PC Watch

　株式会社KADOKAWAは、同社に対するランサムウェア攻撃を行なった犯行組織が、7月2日にさらなる情報を流出させたとする声明に対して、調査中であることを明らかにした。 　ランサムウェア攻撃を行なった犯行組織は6月28日に取得した情報の一部を流出させたとしたが、7月2日にはさらなる情報を流出させた。この主張内容の信憑性についてKADOKAWAは調査中だが、正確性の検証には相応の時間を要するといい、可及的早期に正確な事実を把握できるよう全力で取り組むとともに、外部専門機関による調査結果も7月中に得られる見通し。 　なお、クレジットカード情報については同社内で情報を保存していないため、同社からの情報流出はないとしている。 　犯行組織が主張するWebサイトへのアクセスやデータファイルのダウンロード行為は、マルウェア感染などの危険がある。さらに、データの拡散は個人情報の侵害、ならびに深刻な影響をおよぼす可能性があることから、SNSなどによる共有は控えるよう呼びかけている。 　本事案は既に警察による捜査が開始されているほか、関係当局に必要な報告を行なっている。KADOKAWAの事業活動は一定の影響を受けているが、このような犯罪行為に屈することなく厳正に対処するとしている。