阪神・矢野監督の大人数会食を奇妙理屈で「内規違反ではない」と擁護した球団姿勢にネットは批判炎上…「監督は辞任すべき」の声も
阪神の矢野燿大監督(51)が、8月の広島遠征で球団の内規に違反する5人以上による会食をしていたことが12日、夕刊フジによって報じられたが、球団は、会食があったことを認めた上で事前に球団本部の責任者が相談を受け許可したもので内規違反にはならないとの見解を示すコメントを発表した。 球団は、外食許可日かつ比較的感染者数の少ない広島での開催であり、監督のチームマネジメント、チーム力強化に資する内容と判断して会食を許可したという。阪神は新型コロナウイルスの感染を予防するために遠征中の外食可能日を設定した上で「4人以下」「同ポジションを避ける」「個室利用」などの細かい内規を定めていた。だが、9月19日に、その内規に違反した会食が行われ、選手、スタッフら7人(最終的に9人)の“集団感染“を引き起こす遠因となったため、8人での会食など内規に違反した選手にレポートを提出させ面談した上で11日に福留、糸原、岩貞ら10選手とスタッフ1人に制裁金というペナルティを科していた。 3月には藤浪ら球界初の新型コロナ感染者を出したが、その際、プライベートな会食に参加しており、球団の管理の甘さが指摘されていた。そして、9月に再び感染者を出したため、一連の不始末の責任を取る形で9日に揚塩球団社長が今季限りの辞任を表明している。 球団の内規は公表されておらず、「球団の許可を得た場合は除く」との特例事項があるのかどうかも定かではない。だが、球団の矢野監督を特例扱いにしたダブルスタンダードともとれる今回の判断にネット上では批判の声が殺到している。 「矢野監督は辞任すべきだ」、「監督も情けないし球団も情けない」、「これはアウト」、「監督だけを何とか守りたかったのだろうが、もっとマシな言い訳が出来ないものか」、「自主性とか言いながら、この監督は責任者としてすべきことを放棄している」、「選手を連れて大人数で会食しようとする監督もそれを許可する球団もどちらも意識が低すぎる」 どれもが的を射た意見だ。