大阪府・吉村知事が定例会見7月8日(全文1)熊本県にDMAT、府警を派遣
府内の4海水浴場は開設せず
これは久宝寺のプールですけども、ここについては1階にすでに既存の更衣室がありますが、2階の未使用の部屋を更衣室にします。これはどちらも女性が使うところとします。1階、既存の更衣室、男性もありますが、ちょっと2階スペースがそこまで取れないので、屋外に、入場の近くに仮設の更衣室をテントでつくります。これは男性にご利用いただけたらと思います。 これも同じく浜寺公園ですけれども、多目的ブースと仮設の更衣室テントを設置します。だいたい全ての公園ですけれども、更衣室スペースは2倍ぐらいに広がる形に、約1.7倍と書いてありますが。だいたい2倍程度広げていきたいと思います。 次は海水浴場です。海水浴場につきましては、大阪府が海岸の管理者でありますが、海水浴場自体は市町村が運営をするということになります。市町村が開設をするということになりますが、今回、府内の4つの海水浴場につきまして、それぞれの市町村で協議された結果、海水浴場については開設をしないという、中止をするという判断がされました。これはもう市町村の判断ですから、その判断を尊重したいと思います。 理由としまして、海水浴場の場合は臨時の更衣室をあらためて設置をしなければならないと。そこでなかなかうまくコロナ対策を取りにくいということと、あとはライフセーバーを確保しづらいという状況があるというふうに聞いています。そうなってくると水難事故のリスクも高くなってくるので、今年についてはコロナの影響で府内の4つの海水浴場について、二色の浜と、それからりんくう、淡輪、箱作について、それぞれ貝塚、阪南、岬、泉南市ですけども、この4つの海水浴場については中止をするということになりました。
海岸に危険周知看板を設置
そこで大阪府の対策ですけれども、海岸に危険周知看板を設置いたします。それから遊泳については自粛のコーンも設置いたします。場内放送等で呼び掛けもいたしますが、利用中止ですから、府民の皆さん、ライフセーバーもいないと、そして市町村が中止と判断している海水浴場なので、この遊泳については自粛をお願いしたいと思います。その注意喚起の看板や巡視等もやってまいりますが、ご協力をお願いしたいと思います。同じく地元の市町も同様に大阪府と同じような看板設置等を行いますけども、府民の皆さんにおかれては、先ほど申し上げたとおり、海水浴場についてはご利用自粛をお願いしたいと思います。 最後、コロナの偏見、差別についての、それを防ぐということでのお願いです。今、新型コロナウイルスがある中で、これは府教育庁で感染症が広がることによってそれに伴う差別や偏見も広がる可能性があるので気を付けてくださいということ学校に送付いたします。これはなんで学校でやってるかというと、学校から知らせていくということもありますが、今もう学校は開始をしています。その中で当然通う生徒が陽性になることもあります。これは保護者から、今までの例でいくと保護者から感染がうつる場合が多いんですけども、感染者が出たとなればその学校については基本的には休校にして、濃厚接触者がいるかどうかの調査をし、消毒をしと。そして校名については基本的に公表すると。特に公立については公表は必ずしていくということになります。私学についてはいろいろ協議をして判断をしますが、基本的に学校については公表する。 学校、これまでも第1波が終わってから、訓練校も入れたら3校あって、2校については公立ということで公表をいたしました。学校の場合は通われる生徒さんの数も多いし、保護者の数も多いし、教員の数も多いということで関係者が非常に多いということになります。校名も公表しますから、その中でどうしても差別というか偏見というか、行き過ぎた防衛というか、そういったものが起きやすい状況にもなります。ですので、そこはぜひ皆さんにそうならないように配慮をお願いしたいということです。