大阪府・吉村知事が定例会見7月8日(全文1)熊本県にDMAT、府警を派遣
府営プールは開設
2点目は府営プールの開設についてです。現在コロナの状況がある中ではありますが、府営プールについては開設をしていきたいと思います。コロナに対する対策をしっかり取った上で、府営プールについては開設をしてまいります。新型コロナは感染拡大はもうできるだけ抑えていく。でも一方で社会経済活動を行って、これをなんとか両立させるというのが大きな府の方針でもあります。その中で、府営公園のプールにつきましても対策を取りながら開設をしていきます。服部緑地については7月23日から、久宝寺緑地も7月23日から、住之江も同じ時期から、そして浜寺については、ちょっとここは工事がありますので8月1日からです。 特にプールで注意しなきゃいけないのは、屋外のプールで感染が広がるという可能性はそれほど高くないというふうに聞いています。ただ、更衣室です。注意しなきゃいけないのが更衣室で、ある意味密になるのを防ぐ。更衣室でのいろんな着替えですね。コインロッカー等々も含めて、そこが専門家の立場からすれば少し気を付けなければならないところだという注意を受けています。 ですので臨時の更衣室を設ける、そしてプラス増設。増設というか、今ある施設の中で部屋を更衣室用に使う。そしてもう1つはテントを屋外に更衣室用に設ける。これは男性用になりますが、外で着替えも男性はしてもらって、ちゃんとテントをつくりますので、できるだけ更衣室が密にならないような形で対策を取っていきたいと思います。併せて大きな扇風機であったり、消毒であったり基本的な対策は取っていきます。
仮設の更衣室を設置
その対策の具体的な中身ですけども、まず入場時の対策としまして、利用される方の体調の確認と検温のチェックをいたします。それからアルコール消毒液を設置していきます。プール内での対策としましては、園内放送をしまして、できるだけ対人の距離を取ってくださいという呼び掛けは園内放送でもやっていきます。大事なところは更衣室の対策ですが、仮設の更衣室を設置します。更衣スペースをさらに拡大していきます。更衣室があまりにも混雑する場合には入場制限、更衣室の入場制限をいたします。それから大型扇風機を設置して更衣室における換気機能、どうしても空気がたまりがちになりますから、換気機能を強化するということをやっていきます。 プールを利用される皆さんへのお願いですが、まずはご自宅でも検温していただいて、熱がある方はプールに来るというのは避けていただきたいと思います。それから特にラジオ体操は定期的にやることになるんですが、そのときにみんながプールから上に上がってくることになります。ラジオ体操のときに大声で会話をしたりとか、そこであまり唾液が飛ぶようなことはできるだけ避けてもらえたらなと思います。 それからプールなんで人が集まることにはなりますが、できるだけ距離を取っていただけたらと思います。そのためにも混雑を避けた平日の利用とか、午後の利用とか、できるだけ時間を、混み合う時間帯を避けていただけたら助かります。併せて「大阪コロナ追跡システム」を導入しますので、その登録をお願いしたいと思います。 コロナがあるのは事実ですが、感染症の対策も取りながら府営公園プールについては開設をして、そしてそこで府民の皆さんに楽しんでいただきたいと思いますし、体を動かすということも、外に出て体を動かすことも非常に大切だと思いますから、健康維持という面でも。ご協力をお願いできればというふうに思います。 具体的にどんなふうにじゃあ仮設更衣室を広げていくのということですが、これは服部緑地ですけど、服部緑地は1階部分が既存の更衣室ですが、2階に未使用の部屋がありますから、そこを仮設の更衣室にします。それぞれ1階部分プラス2階部分を広げていきます。また多目的ブースも設けますので、障害のある方であったり、あるいはLGBTの方であったり多目的ブースを使いたいっていう方はご利用いただけたらと思います。