大阪府・吉村知事が定例会見7月8日(全文1)熊本県にDMAT、府警を派遣
行き過ぎた防衛が起こらないよう配慮を
これは日赤が出している「3つの感染症」ということを出していますが、要はまずわれわれがいつも気にしてるのはこの第1の病気の感染症のところを気にしていますが、ただ、そこだけが問題なのではなくて、この病気の感染症が広がることによって不安が広がってくると。不安が広がることで自分はかかりたくないということで、これが差別が広がってくると。差別が広がってくると、これはもう内緒にしとこうということで、また感染も広がってくると。この負のスパイラルが生じる。 やっぱりこの負のスパイラルを断ち切るためには、まずはその感染者とも接して命を守る活動をしてくれている医療従事者の皆さんへの敬意と感謝の気持ちはぜひ持ってもらいたいと思います。それから医療従事者だけじゃなくて、社会を支える職業をされている方にぜひお願いしたいと思います。ここに書いていますが、感染した人に罪はありません。そして冷静な判断、行動というのをぜひお願いしたいと思います。 特に学校においては子供が多く通いますので、そういった意味であの学校で感染者が出た、これはもうその学校に通ってる子はやめてくれとか、そういったことはぜひ控えていただきたいと思います。保健所としてもきちんと濃厚接触者を把握して、検査体制も取っていきますし、消毒体制も取っていきます。ぜひそこの配慮をお願いしたいと思います。僕からは以上です。 司会:それではご質問をお受けいたします。ご質問のある方は挙手をお願いいたします。
プールと海で判断が分かれたが、どう考えているのか
読売テレビ:すいません、読売テレビの渕上です。プールのお話と海水浴場の話なんですが、これ、プールは開設されて海水浴場は閉鎖されてるっていう、同じような場所で判断が分かれる形になっているかと思うんですが、その辺り知事はどのようにお考えでしょうか。 吉村:やはり海水浴場の場合は新たに更衣室であったりシャワールームであったり、臨時のものを設置しなければならないということと、多くの方が非常に訪れられますので、どうしてもそこで感染症対策を取りにくいということと、もう1つはライフセーバーの確保の難しさというのも聞いています。コロナウイルスが広がったことによって休校が続いて、基本的にライフセーバーっていうのは大学生等々で臨時的にお願いする場合が多いんですが、今年は大学の授業自体が夏休みを割り込んでいて、非常にライフセーバーの確保も難しいというような状況だというのを市町から報告を受けています。 最終的にそういう状況を見ると、安全に実施するのがどうもこれは難しそうだということで、ある意味最終、その現場での責任を持って開設する主体である市町が、これはもう今年は中止するということをしたので、それはそれで僕としてもその判断は尊重したいなというふうには思います。だからプールと海水浴場の、ちょっと特徴の違いというのが1つは出てるんだろうなと思います。あとは身近な市町の判断、それを尊重したいというふうに思います。身近な市町が開設者ですから、その判断を尊重したいと思います。