最終モデル、A90ファイナル・エディションの発表と同時に、ベースモデルのGRスープラRZも最後の改良を実施
カタログモデルもこれが最終形
トヨタが、GRスープラの3.0リッター・モデル、「RZ」の一部改良を発表した。市街地やワインディングのみならず、サーキットも見据えた性能向上を狙った内容となっている。 【写真7枚】GRスープラの最終モデルとなる「A90ファイナル・エディション」とともに発表された3.0リッターのカタログモデルの最終形となる「RZ」の詳細画像をチェック ◆ダックテールのリア・スポイラーを装着 外装は、ダックテール・タイプのカーボン製リア・スポイラーを装着したほか、フロントはホイールアーチ・フラップを追加することで前輪スパッツの高さを増やし、車体前後の空力バランスとダウンフォースの最適化を図った。ホイールはマットブラック塗装を施している。 ◆サスペンションもボディも進化 シャシーは、電子制御ダンパーの特性と前後のキャンバー角を見直すとともに、フロント・スタビライザーを強化。前後スタビライザー・ブラケットをアルミ製の強化品、フロント・コントロールアームのブッシュとリア・サブフレーム・マウントを強化ゴム仕様に、それぞれ変更している。 フロントには、大径化したブレンボ製ディスク・ブレーキを採用。また、リアは床下ブレースの構造を変更することでボディ剛性の向上も図った。さらに、電動パワーステアリングや、アクティブディファレンシャルの制御最適化も実施している。 ◆GRロゴを刺繍したアルカンターラ+本革のシート 内装は、運転席シートにGRロゴを刺繍したアルカンターラ+本革表皮を採用。シートベルトや、6段MT車のシフト・ノブのリングとステッチの色を赤色にした。 発売時期は2025年春以降で、世界の各市場へ順次導入する予定だ。 文=関 耕一郎 (ENGINE WEBオリジナル)
関耕一郎
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