「大規模な移籍に備える」クロース引退のレアル、今夏は近年稀に見る規模の選手獲得を画策か?「アザールを獲得した年以来の…」
レアル・マドリードに所属するトニ・クロースが今季限りでの引退を発表し、同クラブは後釜となる選手の獲得を迫られている。またクロースだけではなく、主力選手が複数名退団する可能性があり、米大手メディア『ESPN』は、同クラブが近年でも稀に見る「大規模な移籍に備えている」可能性があると現地時間29日に報じていた。 引退を表明したクロースの他にも、長年チームを支えていたルカ・モドリッチの契約は今季までとなっており、いまだに延長する発表はされていない。また、11歳から下部組織に所属しており、レアル一筋だったナチョ・フェルナンデスも今季で契約が満了となり、MLSへの移籍が濃厚と報じられている。 ナチョが抜けた場合、CB陣は31歳のアントニオ・リュディガー、32歳のダビド・アラバ、そして前十字靭帯断裂から最近復帰したエデル・ミリトンで主に構成されることになり、長いシーズンを戦い抜く上でもう1人選手が必要になるだろう。 また、中盤もクロースとモドリッチがチームを去った場合、質と経験の面で穴があいてしまう。エドゥアルド・カマヴィンガやオーレリアン・チュアメニは、中盤だけではなく最終ラインのポジションを任されるケースも多く、選手層の厚さという面でもそれぞれのポジションを本職とする選手が必要だ。 同メディアは、「(獲得が濃厚と言われている)キリアン・エムバペに加えてクラブにはあと3、4人の新選手が加入すると予想できる」と述べた上で、「そのうち2人は、すぐにではないとしても、1、2年以内にはスタメンになるレベルが求められる」と指摘した。 そのため、「他のビッグクラブよりも、お金を無駄遣いせず慎重なクラブ」だが、「ルカ・ヨヴィッチ、メンディ、ミリトン、ロドリゴ、そしてエデン・アザールを獲得した2019年以来、数年ぶりの夏の大規模な選手獲得が実現する可能性がある」と伝えていた。
フットボールチャンネル編集部