【ガサガサかかとの正しいケア法】フットケアのプロが「かかとをつるつるにするコツ」を解説!
「カサカサしたかかとにボディクリームを塗っても根本的な改善には至りません」と、多くの人が当たり前に行っているケアの問題点を指摘するのは、フットケア女王との異名を持つプロ、西谷裕子さん。そんなプロに正しいケア法を教えていただきました!
教えてくれたのは…西谷裕子さん
フットブルー代表 創業25年のサロン「フットブルー」の代表であり、“フットケアの女王”といわれる足美容の専門家。角質肥厚やタコ、魚の目、巻き爪……など、さまざまの症状の根本原因となる骨格から立て直し、理想的なアーチを整えることで改善する「fori3Dフットケア」は、約30年のキャリアで培ったオリジナルの手技。
ガサガサかかとをつるつるにする、かかとケアのポイントをフットケアの女王が指南!
西谷さん 足裏は、自分の体重を支える負担に耐えられるよう顔や体のほかの部分と比べて、もともと皮膚の構造が厚くなっています。摩擦刺激を受けて厚くなった角質の下には、フレッシュな皮膚の細胞が生まれているものの、厚い角質に隠れているためカサカサ状態が改善しません。かかとの肥厚化した角質をリセットするためには、まずは一度、かかと用のやすりで取り除くと◎。足裏全面を薬剤にひたして角質をピーリングするアイテムは、土踏まずなど厚くなっていない部分の角質まで同じ強さで溶かすことによるダメージが気になるので、お使いになる場合には注意が必要です。
【STEP1】かかと用やすりで角質を削る
カサついた肌は表面の角質を取り除いてあげることで新しい肌細胞が肌の上部に移動しやすくなり、状態が改善します。
【STEP2】保湿コスメでかかとに油分を与えてコーティング
お風呂上がりには、足専用の保湿クリームでケアを。コーティング力を高めるなら、クリームの上からオイルを重ねるのがおすすめ。さらにラップを貼り付けて靴下を履くと、浸透力が高まりますが、汗をかくと冷えの原因になるので、注意を。
かかとケアをする際に注意すべきポイント
お風呂でかかとのやすりケアをするなら、ものたりないくらいが正解! 西谷さん お風呂で濡れてやわらかくなった角質に対してやすりをかけると、取り除きすぎてしまいがち。ですが、「かかとのケアはお風呂でやりたい」という声が多いのも事実。お風呂で濡れたかかとをケアするなら、やすりで優しくかかと全体をひとなでする程度から始めて様子を見ましょう。濡れた状態でツルツルになるまで削るのは、完全にオーバーケア。失敗を避けるなら、かかとが乾いているときにケアできると安心です。