【激変】“忘年会離れ”でサラリーマンの“聖地”名物店からも悲鳴 「少人数・酒なし」が増加 忘年会「やらない・行かない」が約7割
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2024年も残すところあと4日ですが、サラリーマンの聖地である東京・新橋に今、異変が起きています。 忘年会シーズン最終盤のはずですが、「忘年会しない」「今年は忘年会なかった」「昔はあったけど、今はない」などといった声が聞かれました。 年の瀬の飲みニケーションに起きている変化が加速しているというのです。 新橋に店を構える居酒屋「根室食堂」。緊急事態宣言が発令され、客足が激減したコロナの時期も乗り越えてきた名物店です。 ところが、新鮮さが売りのお刺し身を運んだテーブルには、お酒なしの利用客が1人。店主の平山徳治さんも「今年は(客が)少ない。例年の半分を下回っている。なんか時代が変わったのかな。『忘年会』という言葉が時代遅れの流れになっていくのでは」とショックを受けていました。 2024年は団体客の予約が激減し、予約のカレンダーには「2名」や「3名」の文字が目立ちます。最近では、こうした少人数やお酒なしでの利用が増えているといいます。 働く人たちに聞くと「いつでも会える。忘年する文化が消えちゃっている」「昔は忘年会は常に参加していたが自分の時間も大切にしたいのであまり飲む方には時間は使わない」「前と違うのかな、みんなの気持ちが」といった声が聞かれました。 全国の20歳~69歳の男女に行った忘年会に関する調査では、「やらない」「行かない」と答えた人が7割近くに上る結果となっています。 その波は、飲食店を直撃しています。 18年以上サラリーマンの聖地で営業してきた「根室食堂」の店主も、新橋と別れる決断を迫られていました。 根室食堂の店主・平山徳治さん: 新橋をやり続けていくか、別にうつるべきか。その岐路に立っている。この先、生活習慣も変わってきたら、僕ら居酒屋業界も変わらないと生き残れない。 コロナを耐え切った後に待っていた、忘年会離れという新たな壁。 平山さんは「そろそろ潮時かな、悔しいけど。笑ってるのは今のうちかな。閉めるしか方法はないかもしれない」と寂しげな表情で語りました。
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