「Qi10 MAX」は打点がズレてもボールが強い!【ガチ試打計測・動画あり】
みんなのゴルフダイジェストのYouTubeでは、プロゴルファーの癸生川喜弘と小島慶太の二人による“ガチ”がコンセプトのシリーズ試打企画「みんゴルガチギアトラック」を公開。第2回目は、2024年1月10日発表のテーラーメイド「Qi10 MAX」の性能と打感をチェックした。 動画/Qi10 MAX/テーラーメイド2024年新作ドライバーをガチ試打【トラックマン4&GCクワッド使用】
試打するのはヘッド慣性モーメント10K超えの「Qi10 MAX」
2024年新発売の『テーラーメイド Qi10』は、レギュラーモデルの『Qi10』、ロースピンモデルの『Qi10 LS』、もっともヘッド慣性モーメントが大きい『Qi10 MAX』の3タイプが投入される。シリーズの名称「Qi10」の「Q」はクエスト(探求)、「i」はイナーシャ(慣性モーメント)、「10」は10K(1万)をさす。実際に慣性モーメント10Kを超えているのは『Qi10 MAX』。クラブヘッドは、クラウン部分のカーボンをフェースギリギリまで増やすことで余剰重量を創出し、へッドを8ミリ後方に長くして後方に極端に重いウェイト(30g)を配している。これにより左右上下方向の慣性モーメントの合計が1万を突破。打点がズレても慣性モーメントが10Kあるので、打ち出しが左右にブレづらいというヘッドに仕上がっているということだ。今回試打するモデルは、ヘッド慣性モーメント10K超えの『Qi10 MAX』となる。 この試打企画では、試打とインプレッションを癸生川プロが、データ分析を小島プロが担当。癸生川プロ、小島プロはともにPGAトーナメントプレーヤーの資格を持ち、また小島プロはTPIレベル3、タイトリストフィッティングスペシャリスト、トラックマンマスターの資格を持つ、各種の分析能力はプロゴルファー随一の能力を有するとの評判だ。 この試打が“ガチ”を謳う理由を簡単に説明しよう。
最新の弾道計測器を2台使い、多角的に計測
レーダーでクラブの動きとボールのフライトを計測するレーダー式の「トラックマン4」と、超高速度カメラでクラブとボールの動きを撮影して想定される弾道を表すシステムのカメラ式の「GCクワッド」の2台を使い、インパクトから着弾地点までのボールやクラブの動きを徹底的に追尾し計測することで、“ガチ”な試打が実現。