「Qi10 MAX」は打点がズレてもボールが強い!【ガチ試打計測・動画あり】
HS48m/s前後でトウ寄り打点を検証
打点はトウ寄りで弾道はドロー。 クラブスピード(ヘッドスピード)/46.7m/s(TM) ボールスピード(初速)/67.9m/s(TM) 打ち出し角度/15.0度(TM) スピン量/3238rpm(TM) H IMPACT(打点)/13ミリトウ(GC) サイド(曲がり幅)/1.9右(TM) 小島 ヘッドスピードは46.7m/s、ボールスピードが67.9m/sです。このスピード帯で打つとシャフトはしなってくるのでやっぱりスピンはちょっと入りますね。打ち出し角度が15.0度でスピン量が3238rpmです。 癸生川 でも悪くはない数だよね。 小島 悪くないです。スピンが入ったら何でも悪いものだと思われるけど、アメリカのPGAツアーの選手を見ていてもスピン量がある程度入っていたほうが球のコントロールがしやすいという部分がありますからね。 癸生川 スピンが多少入っていた方が曲がらない感じがするよね。 小島 サッカーの無回転シュートじゃないけど、スピンが少なすぎるとコントロールしにくいですよね。今、13ミリトウだったんだけど、感覚的にヘッドのブレはどうでした。 癸生川 特に感じなかったね。 小島 13ミリと言えばまあまあトウ寄りだけど、それを感じさせないというのは慣性モーメントの高さかなと思いますね。打点がトウ側にズレるとギア効果が働くので、通常は右に打ち出した球が左に曲がってくるんだけど、それもあまり出ていない。スピンアクシス(ボールの回転軸)の傾きはマイナス5.8度。通常は5度傾くと100ヤード飛んだ先では3.5ヤード曲がると言われていますから、300ヤードだと約10ヤード曲がるわけですけど、曲がり幅は1.9ヤードですから。そもそも13ミリもトウ側で当たっていてスピンアクシスが5度くらいしか傾いていないというのも驚きで、これがいわゆる慣性モーメントの高さの証明かなと思いますね。