40代、50代が「食べ順」を変えると血糖値はどうなる? 血糖値にいい食べ方は「ベジ・ファースト」だけじゃなかった!【40代、50代は血糖値に要注意⑤】
【1日目】いつも通りおかずと一緒にライス(白米)を食べた日(グラフ[A])。 メニュー:アジフライ定食(アジフライとおかずのプレート、野菜入りコンソメスープ、キャベツサラダ、ご飯)
【2日目】翌日、再びアジフライ定食を注文。おかずやスープを先に食べ、ライスを最後まで残しておき、ちょっぴりのおかずとともに食べました(グラフ[B])。 アジフライ定食(アジフライとおかずのプレート、野菜入りコンソメスープ、キャベツサラダ、ご飯)
[A]ご飯とおかず同時 [B]ご飯は最後 結果、ご飯を最後に食べた2日目のほうが、血糖値のピークが前日よりかなり低くなった! しかも初日にあったグラフのトンガリが2日目にはなく、血糖値スパイクを起こさなかったことがわかる。
ご飯を最後にしただけで、血糖値はこんなに変化した!
次は、モニターWさん。 自宅にいる日のお昼に、自炊で実験してくれた。
【1日目】ご飯1膳とおかずを、いわゆる“バランスよく”食べてみた(グラフ[C])。 メニュー:目玉焼き、納豆、ぬか漬け(かぶ・きゅうり)、味噌汁(なす)、ご飯
【2日目】おかずからゆっくり食べて、ご飯は最後のほうに食べた(グラフ[D])。 メニュー:焼き鮭、納豆、五目煮、磯海苔、ご飯、麦茶
[C]ご飯とおかず同時 [D]ご飯は最後 今回のモニタリングでわかったことだが、Wさんは昼食の後にいつも血糖値が急激に上がっていた。1日目も昼食の後、自転車で20分移動し、その後フィットネスクラブで運動していたにもかかわらず(運動をすると血糖値は下がりやすいといわれている)、血糖値スパイクを起こしていた。 けれど、ご飯を最後に食べた2日目は、血糖値の上がり方が断然緩やかに。この日はランチ後に運動もしていなかったので、なおさら驚いた!
続いて、モニターHさんの場合。 普段から低糖質を心がけていたが、今回の血糖値モニタリングによって、特に朝、血糖値が上がりやすいことを知った。朝食で食べ順実験をしてみた。