31歳監督を迎えたブライトンはどうなる? 現地有力紙が占う「ミトマの復帰は不可欠」「ファンは忘れられない年になると静かに確信」
「不思議なイタリア人の後任として賢明な選択をした」
間もなく2024-25シーズンのプレミアリーグがスタートする。開幕を前に大きな注目を集めているのが、三笘薫を擁するブライトンだ。マルセイユに活躍の場を移したロベルト・デ・ゼルビの後任監督として、なんと31歳のファビアン・ハーツラーを抜擢したのだ。 【PHOTO】2024年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介! 若きドイツ人指揮官は、世界最高峰のリーグでも手腕を発揮できるか。現地イギリスの有力紙『The Gaurdian』は詳細なプレビュー記事を掲載しており、順位はライター陣の平均値を基に前年と同じ11位と予想したうえで、次のように伝えている。 「ロベルト・デ・ゼルビが去った後、プレミアリーグ史上最年少でファビアン・ハーツラーが就任し、新たな楽観主義が漂っている。ザンクト・パウリをブンデスリーガ昇格に導いた31歳の招聘は、不思議なイタリア人の後任として賢明な選択をしたように映る。 ハーツラーのタスクは、デ・ゼルビの下で築き上げた進歩を、2022-23シーズンの6位に並ぶのは難しいとしても、トップハーフ入りを狙うには十分な実力を備えたチームと共に強化することだ。昨季のラスト3か月を怪我で棒に振ったカオル・ミトマの復帰は不可欠だろう。新加入のイブラヒム・オスマンとヤンクバ・ミンテは、すでにシモン・アディングラとジョアン・ペドロがいるチームに火力を加えられそうだ」 ブライトンは昨季、クラブ史上初めての欧州カップ戦、ヨーロッパリーグを戦った結果、慣れない過密日程により負傷者が大量発生。順位の大幅なダウンに繋がった。ただ、新シーズンは国内での戦いに集中でき、負担は大幅に軽減する。 「欧州フットボールの余分な要求に対処する必要がないため、物事は容易になるはずだ。ブライトンのファンは、8年連続プレミアリーグで迎えるシーズンが、忘れられないものになると静かに確信しているだろう」 挑戦的で革新的なブライトンは、再び上位争いに加わるなかで、欧州戦線復帰に向け、チーム全体で体力をつけられるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部