【最新コンセプト採用】一歩踏み入れた先は「工房」 特別なマセラティを「仕立てる」ショールームが目黒にオープン
日本初の新グローバル・ストア・コンセプト
マセラティ社が2022年から世界で推し進めているのが新グローバル・ストア・コンセプトだ。イタリア・ミラノのマジェンタ地区に開設された1号店を皮切りに、世界各国で展開されてきた。 【写真】イタリアの旧い街並みを思わせるカラーリング ショールームの様子はこちら (15枚) この新グローバル・ストア・コンセプトに基づき、日本初の店舗となる「マセラティ目黒」が7月6日にオープンした。ロケーションは旧店舗と変わらず、目黒区碑文谷の目黒通り沿いに位置する。 マセラティ目黒は2011年にマセラティ正規ディーラーとしてスカイグループのトライデントイタリアによって開設され、このたび新コンセプトに則りリニューアルオープンしたもの。 新グローバル・ストア・コンセプトは、マセラティが持つイタリアン・ラグジュアリーとクラフトマンシップを基本とする。洗練されたサルトリア(Sartoria:仕立て屋)とオフィチーナ(Officina:工房)を融合したもので、顧客が自身のイメージを具現化し、究極のマセラティを創り上げることができるスペースを目指したという。 このストアの方向性は、マセラティとニューヨークを拠点とする「Eight Inc.」との協業で生まれた。従来の「明るく無機質な」ショールームではなく、照明を落としたアートギャラリーに置かれたダイナミックな彫刻のように、マセラティにスポットライトを当てて魅力を引き出している。
マセラティ目黒の見どころは
外からマセラティ目黒のショールーム内は、あえて見せない構造とされている。道路に面したウインドウから、店内のLED大型ウォールの前に置かれた1台のマセラティが、さながらフレームに飾られた作品に見える演出がブランドをアピールする。 イタリアの古い町並みを思わせるアースカラーが、店内全体に用いられ、落ち着いた雰囲気を醸し出す。カッシーナが開発した現代的な家具と装飾品により、よりイタリアらしい魅力的な演出がなされている。 柔らかく照らされたウォール・ディスプレイには、印象的なポスターと共にボディカラーのサンプルモデルとレザーサンプルが並ぶ。このほかジュエリーのように展示されたアクセサリーやアパレルが目を射る。 新グローバル・コンセプト・ストアでは、視覚だけではなく「体験」も提供される。コンサルテーションルームでは、大型スクリーンを用いて最先端の MXE3D デジタル・コンフィギュレーターでカスタマイズを確認できる。あわせてカスタマイゼーション・プログラムであるフォーリセリエを活用して、自分だけのマセラティを創り上げることが可能だ。 このほか、マセラティ納車時の思い出を創る「ローンチパッド/納車ルーム」がショールームに隣接して設けられている。