大阪・吉村知事「行動制限をするということは、もうありません」
新型コロナ会議、病床使用率50%に達した段階で開催へ
大阪・吉村知事「行動制限をするということは、もうありません」
大阪府の吉村洋文知事は21日午後、大阪府庁で定例記者会見を行い、府内の新型コロナウイルスの感染状況について「少しずつ、ただ、確実に増えてるという状況が続いています」と述べた。また、新型コロナウイルス対策本部会議の開催については、病床使用率が50%に達した段階で開催するとしたが「行動制限をするということは、もうありません」と話していた。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年12月21日)
重症者で病床が埋まるというような状況ではない
吉村知事は会見で、府内の病床使用率が20日現在48.1%の状況と説明。「もうすぐで50%に達するというような状況になります。ただ、重症病床の使用率は8%ということで、重症者で病床が埋まるというような状況ではないけれども病床使用率は上がってきてるっていう現状です」と話した。 現在の陽性率は29.6%となっており、吉村知事は「第7波は急激に上がって、最大で68%~70%ぐらいの陽性率のところが一番高かったわけですが、いまは約30%ということで、陽性率も感染者の増加に合わせて少しずつ増えてきていますが、急激に上がってる状況ではないというのが現状でもあります」と説明。年代別の新規陽性者数をみても「着実に全ての年代で少しずつ増えてるというのが現状」と述べた。 吉村知事は府民に向けて「確実に少しずつですけれども増えてきているという状況でありますので、日頃の基本的な感染対策と、そして検査キット、解熱剤の備蓄をお願いしたいと思います。また、ワクチン接種をぜひお願いしたいと思います。リスクの高い方は特に気を付けていただければというふうに思います」と呼びかけた。
知事「帰省するということは、僕は非常に大切なこと」
報道陣からは「これまでと経済活動の両立という部分でちょっとフェーズが変わってきているのかなと思うんですけど、それも踏まえて年末年始の呼びかけをお願いします」という質問があった。 それに対し吉村知事は「年末年始の過ごし方ですけれども、ぜひ高齢者の方とお会いする場合は、対処にも気をつけていただいて、そして感染管理も取りながら過ごしていただけたらと思います」と答えた。 また「行動制限をするつもりはありませんし、行動制限はしません。年末年始、帰省される方も多いと思います。帰省するということは、僕は非常に大切なことの1つだと思っています」と続けた。
報道陣からは「新型コロナウイルス対策本部会議は今週中、または年内に開かれる可能性が高いのか」という質問もあった。 吉村知事は「1つの目安、50%というのを基準としておりますので、それに達した段階で開催するというふうに考えています。今週中、今週末か分かりませんけれども、その基準に達した段階で本部会議を開催して、様々なことを決定したいと思います。ただ、行動制限をするということは、もうありません」と答えていた。