吉村知事「念のため中断すべきと判断」大阪いらっしゃいキャンペーン12日から新規予約の受付停止
大阪府と大阪市が大阪府内の観光関連事業者を支援するため行っていた「大阪いらっしゃいキャンペーン2021」の新規予約受付を、新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い12日から停止した。大阪府の吉村洋文知事は同日行われた定例会見で「一旦中断すべきだという判断をしました。オミクロンの波がおさまって見通しがたてば、また支援をしたい」と述べた。 【動画】大阪府の吉村洋文知事が定例会見(2022年1月12日)
大阪府によると、このキャンペーンは旅行の機運醸成や観光消費の喚起を図り、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けた大阪府内の観光関連事業者を支援するため行われていた。 しかし、新型コロナウイルス・オミクロン株により感染急拡大の現状を受け、7日に行われた「第64回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」で12日からの新規予約受付の停止が決まった。
吉村知事は、12日に大阪府庁で行われた定例会見で、今回の予約受付停止について「やはりオミクロン株の感染が拡大する中で消費を喚起するという、いらっしゃいキャンペーンについては一旦中断すべきだという判断をしました。それによってどれだけ感染拡大をしているかわからないわけですけれども、ここは念のため中断すべきだという判断をしました」と述べた。
また、観光事業者から「いらっしゃいキャンペーンがものすごく助かっている」という話しは聞いており、それを考えると継続すべきという考えもあったことも明かした。 しかし「オミクロン拡大期においては一旦中断のお願いをしたい。黄色信号がつきましたから中断の判断をさせていただきました。オミクロンの波がおさまって見通しがたてば、また支援をしたいと思っています」と話していた。