JO1のメンバーと制作チームが語る、8TH SINGLE『HITCHHIKER』のすべて、表現への想い
制作チームへのアンケート
【『HITCHHIKER』プロデューサー 정유진(ジョン・ユジン)】 ー『HITCHHIKER』から始まったJO1第4章のテーマは、何になりますか。また、なぜそのテーマとなったのでしょうか。 JO1の音楽はJO1の成長と連動しています。デビューから今まで私たちはJO1を観察&研究しながら(JO1が抱える悩みや考えは何か、彼らが最も得意とすることは何か)音楽を制作してきました。そしてデビューから5年目の今、現実に直面しつつ、自分だけの道を探して東奔西走しながら、一瞬一瞬のロマンを逃さない10代~20代の頃のような青春の時間を過ごしていると思いました。明るく爽快に、エネルギッシュに「今この瞬間」を楽しむJO1の姿を通して、同世代を生きる人たちに共感してもらえたらと願っています。 ーメンバーに取材した際、プロデューサーから「JO1の強みはライブだと言われた」との話があったのですが、どのような点から「彼らの強みはライブだ」と思ったのでしょうか。 JO1のライブを一度でもご覧になった方ならみんな同意すると思います。様々なコンテンツや番組でもJO1の魅力は伝わっていると思いますが、ステージ上のJO1は誰よりも輝き、抑えきれないほどのエネルギー&テンションで会場の観客と一つになって楽しみます。そして5年間を共にしながら培ったメンバー間の信頼と親密感はライブで新しいケミストリーを発揮します。トークで見せるユーモラスさだけでなく、ユニットパフォーマンスでの一味違った姿、11人で作り出すピッタリと揃った群舞、様々なジャンルのパフォーマンス、ファンを一つにする雰囲気など、一度体験したら忘れられないライブになると思います。 ー英語や韓国語でデモは作られているそうですが、日本語の歌詞に落としこんだときにフレージングや意味に違和感が生まれてしまうことについて、プロデューサーとしてはどのように感じていますか。 デモ曲の歌詞をそのまま借用するケースがほとんどないので、フレージングや意味が元の歌詞と変わるとは思いません。ただ、言語ごとの特徴が異なり、デモ曲でリズム感を担っていた発音やライムを活用するのが難しい場合があります。日本の作詞家たち&メンバーたちとの作業を通じて、日本語だけの感性や日本語が持つ面白さを最大限活用しながら、意図したメッセージを伝えようとしています。 ー第4章のJO1には、どのようなことを期待していますか。 どんな姿を期待するかというよりは現在のJO1が持つ魅力を一番よく見せるために皆と一緒に準備しています。 今となっては若さだけではない、自分だけの魅力を見つけ出し、自由にロマンを楽しむ、まさに「青春」を享受しているJO1とファンが、今この瞬間を一緒に精一杯楽しんでほしいと願っています。 【「Love seeker」作曲担当 Kevin_D(D_answer)】 ー「Love seeker」のテーマやコンセプトは、どのようなものでしょうか。 今回のタイトル曲「Love seeker」は、愛を探して旅立つ青春たちの物語をファンキーなサウンドと楽器のセッションで、JO1ならではの機知に富んだ愉快さを表現したダンス曲です。辛いことばかりの最近の世の中で“心配、悩みなどはすべて吹き飛ばしてStand up!”(韓国語歌詞)のような希望に満ちた歌詞を叫び、愛を求めて旅立つコンセプトを純粋で堂々と表現しました。メンバーたちのグルーヴィーなボーカルが楽しいリズムの中に完璧に調和し、見る人たちの目と耳を虜にすることを期待します。 ー今作で何かリファレンスにした作品(音楽に限らず)は、ありますか。 最近流行っているジャンルだけでなく、皆の思い出の中にあるかつてのファンクの要素に加えて、Billboardチャートで聞けるようなファンキーなポップを意識しました。「青春」という2文字を掲げ、時代に恐れることなく夢や愛を求めて走っていく姿を描いています。 ーこの楽曲を披露するうえで、JO1にはどのようなことを期待していますか。 JO1というグループを初めて知った時は、既にすごい人気とスター性を持ったチームでした。数多くのヒット曲を持ち、多様なジャンルに挑戦していた。毎回、前作以上のクオリティを求められる彼らは大変だと思います。しかし、今回の『HITCHHIKER』を通して見せてくれたメンバーたちの実力と新たな魅力は、作曲家として一緒にやれて光栄でした。明るいエネルギーを原動力に、すべてのステージを楽しんで全世界に羽ばたくことができる、最高のグループになることを期待します。 【「Love seeker」コレオ担当 BBTRIPPIN】 ー「Love seeker」のコレオグラフのテーマやコンセプトは、どのようなものでしょうか。 恋に落ちた子供たちが愛を探しに出る感じを考えてみました。心臓がドキドキしたり、ときめきいっぱいで体がコントロールできない感じをテーマに、振り付けに落とし込んでいこうと努力しました。 ー一番こだわった振りやフォーメーションは、どのパートになりますか。 コーラス、フックなど重要なポイントに意味を込めようと努力し、メンバーのパートも何度も変わりますが、流れを重視して途切れることなく目立つようにフォーメーションに気を使いました。そしてファンキーさを活かして、全体的にメンバーたちがこの曲を通じてティキタカ(テンポよく会話のやりとりをする様子)するケミ(케미)を見せることができるように振り付けに気を使いました。 例:バース1のTAKUMIとKEIGOのティキタカ ーこのコレオグラフには、JO1のどのような良さが反映されていますか。 メンバーたちのパフォーマンスはもともと相性が良く、今回も表現の制約なく自由に楽しく作業することができました。 【「Test drive」作曲担当 NATHAN】 ー「Test drive」のテーマやコンセプトは、どのようなものでしょうか。 初めて車を運転する時、どこかに疾走していきたいというような、心の高鳴りがあるじゃないですか。 「Test Drive」は、皆で一緒に「勝利」という目標に向かって疾走しようとする想いやエネルギーを、“Test Driving”に喩えて落とし込んだ曲です。 ー今作で何かリファレンスにした作品(音楽に限らず)は、ありますか。 特にリファレンスはありませんでしたが、普段のJO1のメンバー同士の愉快でふざけ合いながら遊ぶケミからインスピレーションを得て作業しました。 メンバーたちのそのような姿がJO1の長所であり、力強いパフォーマンスと合わされば、とても面白い曲とステージになると思いました。 ーこの楽曲を披露するうえで、JO1にはどのようなことを期待していますか。 この曲には観客とコミュニケーションするチャントの部分があり、ライブパフォーマンスで楽しめそうな要素がいっぱいの曲です。 そのためコンサートでJO1のメンバーだけでなくJAMの方々も一緒になって、まるで一つのフェスティバルのように皆が面白く楽しんで遊べる姿を期待しています。 【「Test drive」コレオ担当 KAITA】 ー「Test drive」のコレオグラフのテーマやコンセプトは、どのようなものでしょうか。 今回は阪神タイガースの勝利試合後に行う【Panasonic presents VICTORY DISCO(ビクトリーディスコ)】でのコラボ楽曲でしたので、野球をテーマに、応援しやすい動きや音どりを意識しつつ、野球ならではの動き、フォーメーションを用いた作品にしました。楽曲の冒頭が試合前、曲を通して試合が進み、終盤では試合に勝利してヴィクトリーダンスをして終わると、いうストーリーでパフォーマンスを進めています。 ー一番こだわった振りやフォーメーションは、どのパートになりますか。 イントロの部分で実際に野球を行っているパートです! 豆原くんがホームランを打った後に各メンバーがホーム上を走り出し満塁にて作品がスタートする流れになっています! ーこのコレオグラフには、JO1のどのような良さが反映されていますか。 皆の歌パートやコレオで転調が感じやすい分、個性がとても強いJO1ならではの各パートでは歌とコレオを通してメンバーが自分の良さを最大限に発揮していると思います。ミュージカルチックな作品もJO1のキャラクターにとても合っていると思います! 8TH SINGLE『HITCHHIKER』 JO1 発売中 配信リンク:
Ayaka Sakai