「紅白が知らない人ばかり」ILLIT、こっちのけんと『紅白』内定報道が相次ぐも露わになる視聴者の「認知ギャップ」
11月15日、『NHK紅白歌合戦』に、菅田将暉の弟として知られるこっちのけんとが、18日には、Number_iとK-POPグループILLITが、出演内定だと報じられた。続々と出場者が明らかになっているが、どうにも評判が芳しくないようだ。 【画像あり】「紅白出なくていい歌手」ランキング【紅組編】 2023年大晦日に放送された『第74回NHK紅白歌合戦』の平均視聴率は、午後7時20分からの第1部が29.0%(個人22.0%)、午後9時からの第2部が31.9%(同23.5%)で、いずれも過去最低だった(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)。 かつて大晦日の風物詩として認知され、1963年の『第14回』では驚異の81.4%という高視聴率を記録したのも、はるか遠い昔の話ということなのだろう。 「じつは2023年の『第74回』は、ある意味期待されていたんです。性加害問題の影響で旧ジャニーズアーティストの出場が44年ぶりにゼロとなりました。それを補うため、韓国勢や初出場組が多く出たことで、関係者は『新しい紅白を』と意気込んでいたんです。 ところが、フタを開けてみれば、第1部、第2部ともに歴代ワーストを記録。関係者の落ち込みは、想像以上だったようです」(スポーツ紙芸能担当記者) 視聴率低迷の理由は旧ジャニーズアーティストの不出場、若者のテレビ離れとさまざまだが、「年配の視聴者離れも深刻だ」と、この記者が続ける。 「かねて『紅白離れ』と言われてきましたが、年配の人からすれば、1年を締めくくる意味でも多くが見ていた番組なのは間違いありません。ところが、そうした年配層が見ようにも、新しく出てきたアーティストや韓流のグループばかりでは、面白くないというよりも『わからない』という感想になってしまうのです。 その傾向は、今年も同じです。すでに出演内定報道が出ているアーティストは、活躍しているからこその出場でしょうが、『ILLIT?』『こっちのけんと?』と感じている年配者は多い。SNSでも相当荒れています」(同) 実際にXでは、出演内定報道が出ているアーティストの “認知ギャップ” があらわになる投稿が目立つ。 《紅白内定者が全然知らない人らだな》 《紅白歌合戦という番組自体は必要なのか?年寄りの番組と言っても 我が父89歳だが20年位前から知らない人ばかりと見ていない》 《去年か一昨年か十数年ぶりくらいに紅白歌合戦をみたけど、一緒に見てたおっちゃん上司も知らない歌手ばかりだったので流行歌手ってもう存在してないのかもと思ってる》 《私も、もう60近いので最近の紅白歌合戦や歌番組を見ても知らない人、曲ばかり、自分にとって面白いはずもなく、ただつけてるだけ、子供のころ、若いころはほとんど知ってたのですが》 「NHKとしては、視聴率を奪回するためにも若者向けのアーティストを多数起用したいのでしょう。これでテレビ離れを食い止めたい、という意向もわかりますが……。しかし、いまでは若者がテレビを見ないことは常識ですからね。若者に媚びても若者は見ないでしょう。 昔から紅白には高齢層が知らない歌手も出ましたが、子供や孫に『これ誰?』と聞くような、家族の会話のきっかけになる意味合いがありました。しかし、家族そろってテレビを見ることが少なくなり、いまではそんな会話のきっかけにもなりません。 そもそも、若い世代も好みが多様化しすぎて、『これ誰?』と聞かれても説明できないアーティストが増えているのです」(同) 1951年から始まった『NHK紅白歌合戦』だが、もはや国民的な番組に戻ることは夢のまた夢のようだ。
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