軍用をオリジンとするとは思えない際立つエレガントさが魅力 ブレゲのパイロット・クロノに新作が登場!
ひと味異なる最新作「タイプXX 2067」
エンジン時計委員が、いま、腕元を彩りたい洒脱な1本をセレクト! この秋冬の腕時計は、シックなニュアンス・カラーで。最新の腕時計でもトレンドはカラーダイアル。いま最も注目を集めているのは、微妙な色彩のいわゆるニュアンス・カラーだ。 【写真22枚】フライバック・クロノグラフ機構が備わる自動巻きムーブメントの美しさは必見 ブレゲの詳細画像はコチラ ◆ブレゲ/タイプ XX 2067ローズゴールド・ケース+セラミックベゼルのパイロット・クロノ 時計と航空の両分野で輝かしい業績を残したブレゲ。昨年はその歴史にまつわる1950年代の伝説的なクロノグラフを現代的に再解釈した、第4世代の軍用モデル「タイプ20」と民間用モデル「タイプXX」が同時に発表され、大きな話題になったのは記憶に新しい。 軍用と民間用、2つのモデルのブレスレット仕様によるバリエーションに続き、この9月にまた、ひと味異なる最新作「タイプXX 2067」が仲間入りした。特徴は、前作のステンレススティールに代わるローズゴールドのケースと、ブレゲのアイコニックなブルーで彩ったダイアルおよび回転ベゼルだ。そして回転ベゼルに組み込まれたリングが第4世代シリーズでは初採用となるハイテクセラミックス製なのも注目ポイントである。 またこの最新作は、カテゴリーでは民間用「タイプXX」に属すとはいえ、サンバースト仕上げのブルーダイアルは、第1世代のヴィンテージスタイルを忠実に再現する前作とは針やインデックスなどのディテールに違いがあり、ローズゴールドモデルならではのエレガントな味わいが際立つように巧みに計算されたスタイリングが施されている。起源となったパイロット用フライバック・クロノグラフの面影を残しつつも、その印象はドレッシーそのものだ。 文=菅原 茂 (ENGINE2024年11月号)
ENGINE編集部