集中状態を生み出すタスク管理術。「ブロッキングとボクシングの合わせ技」で1日はもっと充実する
「タイム・ブロッキング」とは
「タイム・ブロッキング」は、さまざまなタスクを抱えていて、1日のスケジュールをきっちり組む必要があるときに使われます。 こうしたタスクは、たいてい互いに関連性がなく、仕事や家庭、学校、社会生活に関するものなど多岐にわたります。 あなたの1日の予定は、生活のあらゆる分野に関わる義務や活動でいっぱいですから、カレンダーもそれを反映し、そのすべてに時間を確保すべきでしょう。 タイム・ブロッキングではふつう、カレンダーやプランナーを使って、各タスクに費やす時間を「ブロック」で区切って設定し、その時間割に沿って作業します。 自分のスケジュールの中で、各タスクがどれくらいの時間を必要とするかを、これまでの経験則から見積もってください。 タイム・ブロッキングで一番重要なポイントは、立てたスケジュールをしっかり守ることです。そして、こうしたスケジュールには、タイム・ボクシングの考え方が含まれることもあります。 設定した時間が終わり、別のタスクに進むときがきたら、タスクを切り上げる必要があるかもしれないからです。 「楽しいこと」もタスクに入れよう タイム・ブロッキングでは、「やらなければならないこと」や「やりたいこと」はもちろん、休憩や息抜きなど、あらゆることにブロックを設定します。 カレンダーやプランナー全体がブロックで埋め尽くされるはずなので、各タスクを何時間やるかが、視覚的にはっきり確認できます。 好きなテレビ番組を観たり、友だちと会ったりなど、「楽しいこと」のブロックも必ずつくりましょう。こうした楽しい活動は、すべてのタスクをやり遂げるためのご褒美ですから。 タイム・ブロッキングを使うと、こうしたタスクに実際どれくらいの時間が使えるかが正確にわかります。 コンサートやスポーツ観戦、デートなど、何か特別な予定が決まったら、すぐにカレンダーにブロックを書き入れてください。 そうすれば、そのブロックの周りにもブロックをつくって、予定を組むことができます。