キャンセル落ちユーザーを再購入に導く新たなマーケティング「キャンセルリカバリー」とは? TシャツECの後藤社長に聞く
後藤氏:「キャンセルリカバリー」をはじめ、バックヤードの改善に取り組むようになったのは、主力商品のTシャツが粗利の少ない商材だから。他社との差別化で、配送料を安くするか受注処理のオペレーションを省力化しないと利益が出にくいため、効率を上げる必要があった。
こうした取り組みを進めるなかで、ECの本質だと思える部分が見えてきた。キャンセルしやすい購入体験は顧客ファーストと言えるし、バックヤードのシステム化は今後ますます必要とされる。これからのECがめざすべき領域ではないかと思う。 国内で取り組みを先行しているTshirt.stは、数少ない事例企業になれると思うので、他の事業者にもぜひ注目してほしい。 ◇ ◇ ◇ この連載では、通販・EC業界の発展に貢献する「人」を顕彰する「ネットショップ担当者アワード」(2024年11月20日に第2回授賞式)受賞者にインタビューを実施しています。本記事でとりあげた後藤氏がどのような賞を受賞するかは授賞式当日に発表します。授賞式にぜひご参加ください! 参加無料・事前登録制にて、あなたのお申し込みをお待ちしています。