いつもスーパーで半額シールの惣菜ばかり狙ってます。これと白ごはんだけ炊いておけば自炊より「節約」できますよね?
食費を節約する方法は、自炊、外食の頻度を減らす、安い商品をまとめ買いするなど、人によってさまざまです。なかには、スーパーで半額シールが貼られたお惣菜を購入して食費を節約している人もいるでしょう。 本記事では、お惣菜にかける費用や自炊にかける費用を紹介し、半額シールが貼られたお惣菜を購入することが自炊よりもお得になるのかを算出します。また、スーパーをお得に利用するポイントも紹介します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
お惣菜の購入にかける費用
株式会社ロコガイドが行った「お惣菜・スイーツの購入に関するアンケート調査」によると、お惣菜を購入する際の平均予算は570円です。予算金額別の割合は表1の通りです。 表1
※株式会社ロコガイド「お惣菜・スイーツの購入に関するアンケート調査」を基に筆者作成 今回参考にしたアンケートによると、半数以上の人が500円以下でお惣菜を購入していると分かりました。1日3食、毎日お惣菜を購入していても、500円以下で抑えられれば、白ごはんの分を足したとしても毎月の食費は5万円以下に抑えられる計算です。
1回の自炊にかける費用
ゴーフード株式会社が行った「一人暮らしの食生活に関するアンケート調査」によると、自炊1回あたりにかける費用は表2の通りです。 表2
※ゴーフード株式会社「一人暮らしの食生活に関するアンケート調査(GOFOOD調べ)」を基に筆者作成 今回参考にしたアンケートによると、半数以上の人が500円以下で自炊していると分かりました。お惣菜の購入費用も50%以上が500円以下であったことから、スーパーをうまく利用してお得にお惣菜を購入できれば、自炊と同等もしくは安く食事をとれる可能性があると考えられます。
スーパーをお得に利用するポイント
ここでは、スーパーをお得に利用するポイントを紹介します。食費を節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。 ■プライベートブランドを購入する スーパーで価格を抑えて商品を購入するなら、プライベートブランドを利用しましょう。プライベートブランドの商品の多くは、品質が高いにもかかわらず比較的価格が安いことが特徴です。自社で開発して販売しているため仲介する卸売業者や流通の面などで費用が削減でき、コストを抑えられた分を価格に柔軟に反映させることにより、価格を安くできています。 ■割引シールが貼られた商品を購入する スーパーでは、夕方ごろから閉店間際にかけて、商品に割引シールが貼られていくことが一般的です。当日に売り切らなければ廃棄となってしまう生肉や生魚などの生鮮食品や惣菜類は、夕方ごろから値引きシールが貼られる傾向です。 また、牛乳やお弁当、パンなどの加工食品や野菜は、前日の閉店間際に値引きシールが貼られ、翌日まで売れ残っている可能性があり、翌朝でもお得に購入できる場合があります。そのため、割引率の高い商品の購入を狙うのであれば、商品にあわせて閉店間際や開店直後に訪れるとよいでしょう。 ■利用するスーパーを固定してポイントカードを作る 多くのスーパーが独自のポイントカード制度を導入しています。例えば、100円につき1ポイントが貯まり、1ポイント1円として利用できるといったものがスタンダードです。 しかし、さまざまなスーパーを利用していると、なかなかポイントが貯まりにくいうえに、期限がきてポイントが失効してしまうこともあります。いつも利用するスーパーを固定して、毎回会計時にポイントを貯めることで、お得に商品を購入できるでしょう。 ■セール情報をこまめにチェックする セール情報やポイントアップなど、スーパーによってお得になるイベントが開催されていることがあります。お得なセール情報はチラシ広告やWebで確認できるとともに、店内にも情報が張り出されていることがあるため、こまめにチェックしましょう。セール日を狙って計画的に必要な商品を購入すれば、食費や日用品費を節約できます。