【防災】何から揃える? 専門家に聞いた「用意しておくべき防災グッズ」とは
使い終わったら袋のひもを引いて、くるくるっと縛って燃えるゴミに捨てればOK。自宅で使用するときは、袋をトイレの便座にセットして使えば、後始末は必要ですが、普段と同じ環境で使えるのでストレスが軽減できます。
また、1回分のトイレは、自宅に備えておくのとは別に、常にバッグの中に入れておくことをおすすめします。大きな地震はもとより、台風やゲリラ豪雨などでも、公衆トイレやコンビニなどのトイレが使えなくなる可能性が高いので、万一の場合に備えて毎日持ち歩くバッグやポーチの中に入れておくようにしましょう。
【グッズ2】頭を守るための防災用ヘルメットがあると安心
地震では家の中のものが倒れたり、落ちてきたりする心配があります。建物に問題がないとしても、余震などに備えて頭を守る「防災用ヘルメット」を用意しておくと安心。避難訓練のようにズット机の下に隠れているわけにはいかないので、安心できる状況になるまでヘルメットをかぶって生活するのが賢明です。 バイクや自転車用ヘルメットで代用しようと考える人もいるかもしれませんが、安全性を考えたら防災用がおすすめ。最近は折りたたみ式や、蛇腹のようになっていて、必要なとき以外はコンパクトに収納できるものもありますよ。
そのほか、地震による落下物で足を怪我することもあるので、厚底スリッパなども用意しましょう。ガラスが割れることもあるので、底がしっかりしていることが大切。スリッパでなくても履かなくなったスニーカーなどでもOK。日中は明るいのでガラスなどを避けることができますが、夜は停電することも考えて、枕元に置いておくのがおすすめです。
【グッズ3】自分の居場所を知らせる「フエ」は肌身離さず持っていたい
食料や水、トイレ、ヘルメットなど自宅でストックしておくもののほかに、日々の生活で常に身につけておきたいのが「フエ」です。物が倒れて閉じ込められたり、下敷きになってしまったりしたときに、自分の居場所を知らせるのに役立つ重要な防災グッズです。 物に圧迫されて思うように声が出ない、声がなかなか届かないというケースに、軽く吹くだけではっきりと大きな音を出すフエがあれば安心です。防災用のフエは耳に一番届きやすい音が出るのもポイント。バッグやスマホなどに付けて、常に身につけておきたいですね。